作品:スパイズ・ライフ 上・下 新潮文庫 2005
作者:ヘンリー・ポーター
内容(「BOOK」データベースより)
元MI6工作員のハーランドが乗った小型ジェット機が墜落 ― 彼はその事故の唯一の生存者だった。 事故直後、彼はFBI及びMI6の元同僚の接触を受ける。 犠牲になった彼の友人で、元CIA工作員グリズウォルドに両者は強い関心を示した。 ハーランドは危険を承知で独自の捜査を開始した。 そんな折り、彼はある若者から驚くべき話を聞かされる。 新時代の鮮烈エスピオナージュ誕生。
グリズウォルドは、旧ユーゴスラヴィアで大物戦犯を追い詰めていたことが判明。 また謎の若者トマスは、自分はハーランドの息子で、母はチェコの諜報員だと主張。 さらに彼は戦犯の情報も握っていた。 しかしトマスは何者かに狙撃されてしまう。 ハーランドは墜落事故が自分と友人を狙った破壊工作だと確信。 彼は真相究明のため、懸命に封印していた過去の記憶を必死に呼び起こす ―。
メモ:
この作品もスパイの本を検索して、内容を見て購入した作品。
戦犯を追い詰める物語。 中身はスパイ小説。 情報機関がどちら側にいるのか、誰が味方なのか追いつ追われつのチェイスが繰り広げられる。
旧ユーゴの話は久しぶり。 凄惨な虐殺を繰り返す人間という生き物はなんと愚かな生き物か。