作品:ライブラリー・ファイル 上・下 創元ノヴェルズ 1989
作者:スタン・リー
内容:「BOOK」データベースより
「そんな馬鹿な」クーリッジは愕然とした。全世界の情報を収集、分析する究極の謀報機関〈図書館〉。 館員の一人クーリッジは、秘密漏洩防止のため仲間の監視を命じられてたのだが、ある日、〈ドクター〉と呼ばれる館員が外部と通じていることに気づく。 アメリカ合衆国の最高機密を知りつくした12名のアナリスト ― 彼らの中に裏切者がいるというのか? 現代スパイ小説と国際謀略小説の妙味が渾然となった、衝撃の超大作登場。
東ドイツの国境地帯。 ソビエト連邦が始めた駐留軍隊の増強は、エスカレートの一途をたどっていた。 高まる東西間の緊張。切迫する第三次世界大作勃発の危機。 だがこのときのために、〈図書館〉はひとつの切札を用意していた…! 一方クーリッジは、紆余曲折のあげく、ついに〈ドクター〉の正体を突き止めるに至ったが、そのために絶体絶命の窮地に立たされてしまう。 はたして彼の運命は―そして全世界は、どうなってしまうのか。
メモ:
アメリカのCIAやFBI、国務省?国防省?だかの情報を垣根を越えて収集、分析する謀報機関〈図書館〉。 12名の館員にのみに許されている資格。
発想は面白いかと思って購入。
執筆当時は近未来の設定だったと思われるが、現在ではそこら中にある監視カメラが家の中まで入り込み、監視活動をするというすぐそこまで来ているような、パラノイアな状況での物語。
第三次世界大作を引き起こすという、最初はなんだかな~な感じで、終わりに近づくと予想通りの展開で、やはりなんだかな~な作品だた。