作品:暗黒の河 新潮文庫
 
 作者:ジェイムズ・グレイディ
 
 内容:「BOOK」データベースより
  元CIAの現場工作員のジャドは、グリーン・ベレーの猛者であり、イラン-コ
 ントラ事件にも関係した。だが1990年のいまは、アル中の錠前屋。その彼が
 場末のバーで狙われ、逆に殺人を犯した。逃亡中のジャドは旧友の作家ニッ
 クに真相を話す。 一方、CIA長官は、海兵隊少佐ウェズリーに極秘裏にジャ
 ドを追跡するよう命じた。
 国際的謀略工作に暗躍したトップ・スパイの運命を描く力作。

 メモ:
  なかなか読み応えのある作品。現場の工作員の悲哀というか、政治家や上
 司の私利私欲に巻き込まれて、なんともやりきれない結末だな。