作品:最初で最後のスパイ 新潮文庫
 
 作者:ロバート・リデル
 
 内容:「BOOK」データベースより
  サイラスはCIAの盗聴工作者。除草人と呼ばれ、毎日厖大な盗聴資料を選
 り分けている。 ある日彼は、CIA上層部で進んでいるらしい大陰謀を偶然聞
 きつけてしまった。 根っからの愛国者であり、自分を独立戦争の憂国の士の
 生れ変りと信じる彼は、これを阻止しようと知恵を絞るが…。 歴史の虚実と
 現在の虚実が入り乱れ、読者の知的冒険心を刺激する特異なスパイ小説。

 メモ:
  
「読者の知的冒険心を刺激する特異なスパイ小説」というところに惹かれて
 買ってみた。 しかし、なんじゃこれ、な一冊となり永久にお蔵入りかと。
  「自分を独立戦争の憂国の士の生れ変りと信じる彼は~」 というとおり、平
 行して現実と虚構の物語が進み、最後はっどっち?みたいな終わり方で、久々
 に時間の無駄と感じてしまった作品。 自分は小説を書けないのに批評するの
 もなんですが、さっさと次に行きましょ。 ということでまだ読んでない007の作
 品を手に取りました。 少しはお口直しになるかしら?