作品:フランキー・マシーンの冬 上・下 角川文庫 2010
作者:ドン・ウィンズロウ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。 地元サンディエゴで釣り餌店をはじめ複数のビジネスを営むかたわら、元妻と娘、恋人の間を忙しく立ち回り、“紳士の時間”にはサーフィンを楽しむ62歳の元殺し屋。 だが“餌店のフランク”としての彼の平和な日々は、冬のある一日に突然終わりを告げる。 過去の何者かが、かつて“フランキー・マシーン”と呼ばれた凄腕の存在を消し去ろうとしていた―。

 何者かの罠にはまり姿をくらました伝説の凄腕“フランキー・マシーン”を、マフィアの刺客がつけ狙う。 20年来の友人、連邦捜査官のデイヴ・ハンセンも重要証人の殺害容疑でフランクの逮捕状を取った。 じりじりと包囲網が狭まる中で、フラッシュバックする記憶をふるいにかけるフランク。 誰がなぜ、彼を消そうとしているのか。 だが容疑者のリストはあまりに長く、残された僅かな時間は尽き果てようとしていた―。 黄昏の元殺し屋に仕掛けられた罠。 鬼才、円熟のクライム・ノヴェル。

メモ:
 作者の作品は何作か読んだような気がするが、記事になってるのは「歓喜の島」のみ。
 3部作などあるものの、どうもマフィアに絡む作品は、さほど好みでもない、と言いつつ購入した作品。
 マフィアの引退したヒットマンのお話なのでね。

 最後は予定調和なものの、なかなかいいんでないかな。
 他も探してみましょかね。