作品:神の拳 上・下 角川文庫 1996
作者:フレデリック フォーサイス
内容:「BOOK」データベースより
 1990年、イラクに技術協力していたロケット砲弾開発の世界的権威ジェラルド・ブル博士がブリュッセルで暗殺された。 数日後、サダム・フセインはクウェートに侵攻。 アメリカを中心とする多国籍軍は、サウジアラビアで戦闘の準備を進めた。その頃、イラクからの電波が傍受された。 「“神の拳”がまもなく手に入る」。“神の拳”とはなにか?フセインは何を考えているのか?―学者や諜報機関のベテランが情況分析を試みる。 その結果、詳細な情報入手のため、ある男にバグダッド潜入員として、白羽の矢を立てた―。 徹底した取材とストーリー・テリングの天賦の才が結実した、迫真の傑作長編。

 褐色の肌の英国軍将校マイク・マーチンはインド人の母と英国人の父を持ち、少年時代をバグダッドで過ごした。 彼はアラブ人を装い、空爆が始まったバグダッドに潜入する。 多国籍軍は最新ハイテク技術でイラク軍戦力を完璧に把握していると思われていた。 が、多くの戦争設備は偽装によって隠されていた。 マーチンはかつて級友と遊んだ街で、活動を開始した。 イスラエルが抱えるサダム政権内のスパイ“ジェリコ”に接触し、“神の拳”の正体を暴き、その使用を阻止するために。 フォーサイスは史上初の衆人環視下の戦争“湾岸戦争”を通して告発する。 事実は報道された通りではないのだと。

メモ:
 先日水没させた作品がこちら
 この作品の中で語られていることが真実だとしたら、大量破壊兵器を破壊するため、という大義名分とは違っていた? というか重宝の世界は語られないし、大義名分がなければ議会・国民を納得させることはできないので、史実はかなり違うんだろうね。
 面白いのが西欧的発想とアラブ諸国の発想は全く異なることがよくわかり、興味深かった。

 
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