作品:イコン 上・下 角川文庫 1998
作者:フレデリック フォーサイス

内容(「BOOK」データベースより)
 1999年。天文学的なインフレに見舞われた瀕死のロシアに、一人の政治家が彗星のように登場した。 イゴール・コマロフ。 このカリスマ性溢れる情熱的な雄弁家は、冷静な戦略家でもあり、国民の圧倒的な支持を得、次期大統領の座は確実だった。 ある日、在露英大使館に不審な文書「黒い宣言」が投げ込まれる。 そこには醜悪ともいえる過激ナショナリズム政策が記されていた。 英情報部はあることに疑念を募らせる。 そして数日後、コマロフの側近が死体となって発見された…。 混迷する近未来ロシアを巨匠が大胆に描く、超大型スリラー。

 コマロフの野望は阻止されねばならない。 英情報部は元CIAのジェイスン・モンクに白羽の矢を立てる。 彼にはかつてソ連に苦杯を喫し、
CIAを追われるという苦い過去があった。 が、対露工作に関して、彼の右に出る者はいない。 英情報部の作戦は、繊細を極めた。 単なる暗殺では、第二のコマロフを誕生させるだけだ。 モスクワに潜入したモンクは世論に影響力を持つ四人の人物に接触を始める。 が、追手はすぐに迫ってきた。 現役時代の宿敵、元KGBで、今やコマロフの右腕となったグリシンだった…。 諜報小説の巨匠が二十五
年の万感を込めて描く、絶筆作品。

メモ:
 フォーサイスの作品としては、かなりの長編。
 ロシアという国の体制や人々の思考、歴史などを学ぶことができるような内容で、物語も結末に向かって様々な仕掛けが散りばめられてあり、とても興味深く読めた。
 あと残ってるのは3作品となり、この作者の次に読む作品は、誰の作品をチョイスすればいいのか悩んでしまうな。

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