作品:前夜 上・下 講談社文庫角川文庫 2009
作者:リー・チャイルド
内容:「BOOK」データベースより
 ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた一九八九年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。 場所はうらぶれたモーテル。 重要な会議に向かう途中、なぜ片道五〇〇キロの寄り道をしてそんな所に行ったのか? 続いて彼の妻が遠い自宅で、デルタ隊員が基地内で惨殺される。 英国バリー賞最優秀長編賞受賞作。

 世界各地の米軍警察指揮官が一斉に異動させられていた。 パナマからノース・カロライナへ突然転属になったリーチャーもその一人だった。 誰が、何のために? 死んだ将軍が出席するはずだった秘密会議の議題がすべての鍵を握る。 激変する時代の波にもまれる軍の指揮を離れ、リーチャーは真相を探り始める。 英国バリー賞最優秀長編賞受賞作。

メモ:
 前作では放浪の旅に終止符を打ち、家を持って永住するのかという終わり方だっただけに、次作はどうなると心配したら、やはり過去の物語になってた。
 そりゃそうだよな、な展開。 題材は冷戦終結後の軍の再編についてのお話。 なんとなくこれまでの作品とは毛色がちがう感じ。 悪くはない。

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