作品:殺意の海へ ハヤカワ文庫 1993
作者:バーナード・コーンウェル
内容:「BOOK」データベースより
 フォークランド紛争の英雄でヨットマンのニックは、海運王カソーリから恐るべき依頼をもちかけられた。 外洋レースに出場するニュースキャスター、バニスターの艇に乗り、彼を誤った海域に導けというのだ。 バニスターはカソーリの娘を殺害したと噂されており、洋上で何かが起きることは間違いない。 依頼を断わったニックは、陰謀を阻止すべく愛艇で激浪の海域に急行する。 英国冒険小説の新旗手が放つ傑作冒険サスペンス。

メモ:
 フォークランド紛争で負傷して、ビクトリア十字勲章を受けた英雄が、入院中の医者からは車椅子生活を勧められるが、また歩けるようになり、好きなヨットに乗ると堅く信じ、つらく長いリハビリをして、家に帰ると、ヨットは壊れ果て、トラブルに巻き込まれていく。
 勧善懲悪とは無縁な、お金や権力によって動いていく世の中の仕組みに、無邪気な坊やが放り込まれて、好きなヨットと同様に翻弄されていく姿を描いていてるような作品で、悪くはないかな。

 人気ブログランキング