作品:マエストロ 上・下 創元推理文庫 1995
作者:ジョン・ガードナー
内容:「BOOK」データベースより
 
マエストロ・ルイス・パッサウ。 世界屈指のオーケストラ指揮者でありながら、ナチやKGBとの関係が噂される謎めいた人物。九十歳を祝う誕生日コンサート終了直後、その襲撃事件は起きた。 間一髪のところでそばにいた男がマエストロの命を救う。 元英国秘密情報部部員、ビッグ・ハービー・クルーガーだ。 身柄の保護を条件とし、指揮者に一切の過去を告白されることにするが…。
 
 生れ故郷のドイツ、一家で移住したニューヨーク、ギャング抗争のさなかに過ごしたシカゴ、そしてハリウッド映画界へ―自らの生涯を振り返るマエストロの話は、あたかもアラビアン・ナイトのごとくつづく。 一刻も早く老人の正体をつかみたいクルーガーと、あくまで自分のペースを崩さぬ指揮者の熾烈な心理戦。 大物スパイ/マエストロの衝撃の真実とは。著者渾身の大作登場。


メモ:
 ハービー三部作の後、10年の時を経て発表された作品。 物語はハービーに対してスパイであるマエストロが過去を告白していくもの。
 
とにかく長い作品だ。 ハービーとマエストロとの問答が主体で、動きらしい動きはないが、読み応えがある。 読むのにエネルギーが必要な感じ。
 ただ、後半告白が終わった場面から最後の場面までが、それまでと違い雑というか、唐突な印象で、なんとなくもったいない気がした。

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