作品:すべて灰色の猫 上・下 扶桑社ミステリー 1991
作者:クレイグ・トーマス
内容:「BOOK」データベースより
 KGBの陰謀で危うく売国奴の汚名を着せられるところだったケネス・オーブリーは、窮地を脱し帰国したものの、SIS長官の職も解かれたまま傷心の日々を送っていた。 そんな折、東ドイツの高官が西側に亡命を希望してくる。 だがその高官の母親は東ドイツ諜報部の重鎮ブリギッテ・ヴィンターバッハだった。 ひさびさの出番にはりきるオーブリー。 一方遠くネパールでは、オーブリーの被後見人で元グルカ兵団英国人大尉のティムが、不審な行動をとる東ドイツ人たちに襲われた。 「トピー」作戦は遂行されていたのだった。

 ティムとオーブリーの前に全貌を現したのは、ソ連と東ドイツによるネパール王国奪取の計画だった。 しかも立案者は元MI5長官で今やKGB中将のアンドルー・バビントン。 英国政府内に足場を失ったオーブリーは、ティムを救いバビントンの野望を潰すべく単身マレーシア、そしてネパールへと飛ぶ。 そのあとを息子の死に激怒したブリギッテも追った。ティムは元グルカ兵団兵士を率いて東側諜報部員と戦うが、混乱に乗じて王国に侵入をくわだてるソ連軍アントノフ輸送機の到着は目前に迫っていた。

メモ:
 ハイドは出てこなくて、オーブリーと
元グルカ兵団ティムが別々の地で起きたことが、一つの陰謀につながるお話。
 前作が長編大作だっただけに、ちょっとこじんまりとした印象だが、それでも、因縁を持つ役者が登場してなかなか面白く仕立てている。

 
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