作品:フェイスフル・スパイ 小学館文庫 2009
作者:アレックス・ベレンスン
内容:「BOOK」データベースより
 アルカイダに潜入していた唯一のCIA工作員ウェルズは、大規模テロ作戦のため本国アメリカに送り込まれる。 作戦の詳細を探るべく努力を続けるが、CIA上層部からは9・11同時多発テロを警告しなかったことなどを理由に、二重スパイの嫌疑をかけられてしまう。 信じてくれるのはかつて連絡担当だった女性局員ただ一人。 一方、信頼を得ていたはずのアルカイダからも疑惑の眼を向けられて…。 テロはいつ発生するのか、標的はどこか、その方法は?自らの矜持を賭けて職務を遂行しようとする男の孤高の闘いを描く、二〇〇七年度MWA最優秀処女長編賞受賞作。

メモ:
 アフガンに潜入することも、報道等を見る限り極めて困難と思うので、アルカイダに潜入することができる工作員なんているのか?というのが最初に思い浮かぶ。 たとえフィクションといえ。
 また、極秘の情報に触れることが可能になるほど、幹部のお近付きなることができるとも思えない。
 まあ、そんなことはさておき、普段コーランに触れる機会もないので、翻訳とはいえ、時々出てくるその一節は珍しく映る。
 前半はなんとももどかしく物語が展開するが、後半はスピード感があるかな?
 とはいえ、最後は、恋愛小説かヨ!?ってつっこみたくなる結末はいかがなものかと。

 
人気ブログランキング