作品:狂気の果て 新潮文庫 1995
作者:デイヴィッド・L・リンジー
内容:「BOOK」データベースより
 ヒューストン警察のヘイドン刑事はリーナを行方を追っていた。 両親の反対を押して、以前平和部隊員として赴任したグアテマラに戻った彼女は、そこで大きな犯罪組織に巻き込まれたらしい。 両親に雇われて現地入りした私立探偵も、姿を消した。嘘と裏切りが横行する国で、リーナに何が起きたのか。 必死に真実の断片を繋ぎ合わせるヘイドンの前に、リーナの意外な素顔が浮かび上がる。

メモ:
 ヒューストン警察シリーズ3作目。 ヘイドン刑事が再登場。
 物語の最初は読みにくかったが、グアテマラに舞台が移ってからは読みやすくなった。
 実はグアテマラがどのあたりにあるか知らなかったし、南米と思ってたら、中米だった。
 物語は、1986年にセレソ大統領が就任し、20年振りの軍支配から、民政移管をした後の話。 長い内戦の後に軍から公選の大統領が就任しても、ゲリラと軍の衝突は収まらない状況で、アメリカの介入の内情を描いているというところか。

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