作品:届けられた6枚の写真 新潮文庫 1996
作者:デイヴィッド・L・リンジー
内容:「BOOK」データベースより
 ヘイドンのもとに青年時代の父を描いた絵の写真が屈いた。 緑の瞳の美女の写真が続き、不審な写真が次々に送られてきた。 そして最後にヘイドン自身の写真が―前日に撮られたもので、頭に銃弾を受けた様が書き加えてある。一体誰が、なぜ。 一方、私立探偵スウェインの惨殺死体が見つかった。 なぜか彼の部屋にはヘイドンの写真が…。 秀逸な洞察力と精緻な背景描写の大作。

メモ:
 ヒューストン警察シリーズ4作目。 ヘイドン刑事が主人公の3作目。
 警部補昇進を固辞し続けたヘイドン刑事に、最後通牒が突きつけられたところから物語りは始まり、本人は捜査現場に残るか、管理職に行くか決めきれず、妻ともギクシャクしているところに、
父親の過去に関する写真が郵送され、事件に巻き込まれていく。
 父親がどんな人生を送ってきたか、知らない人物像が浮かび上がってきて、知らなかった事実に愕然とし、裏切られたような感覚になり、徐々に事実が明らかになっていくという内容が続くため、警察小説という感じはまったくしない。
 例え子供でも、その人のことは理解することはできず、一つの側面を見ているに過ぎない、とな。

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