作品:亡国のゲーム 上・下 二見文庫 2003
作者:グレン・ミード
 内容(「BOOK」データベースより)
  ある日、アル・カーイダを率いるアブ・ハシムから、米国大統領に、湾岸に駐留する全米軍の完全撤退と、米国だけでなく世界各国に囚われている仲間の解放を要求する脅迫状が届いた。 期限は7日、要求が完全に満たされなかった場合、ワシントンは致死性神経ガスによって巨大な墓場と化すことになっていた。 大統領をはじめ米政府上層部は対応に苦慮するが、ワシントン周辺にあるはずの凶器を探し出し、実行犯を捕らえようと秘密裡に大規模な捜索を開始する。

  捜索の先頭に立つのが一人息子をアル・カーイダに殺されたFBIのジャック・コリンズだった。 しかし、米側の動きはなぜかハシムに筒抜けで、彼はそのたびに要求を厳しくし、米政府はしだいに追い詰められていく。 もしテロが実行されれば、50万人近くの犠牲者が出る! そんななか、遂に3人の実行犯が明らかになり、コリンズたち捜査陣対テロリストのチェイスが始まる。 だが、米政府をあげての必死の捜査にもかかわらず、デッドラインは刻々と迫る…。

 メモ:
 神経ガスによるテロを手段として、アメリカを屈服させようとするアルカイダとの攻防を描く物語。
  核兵器より技術的に簡単?、安価に生産できる?と書かれているが、本当のところはどうなんだろ?
  しかし、目に見えない神経ガスによるテロ攻撃は、防ぐのが困難ということはよくわかったが、イスラム原理主義者との交渉というか、大統領と直接対話することが実際にあるのだろうか?


 
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