作品:マルベリー作戦 上・下 ハヤカワ文庫 2000
作者:ダニエル・シルヴァ
内容: 「BOOK」データベースより
 第二次大戦も終盤を迎えようという1944年。 守勢に立たされたドイツ軍の最大の関心事は、大々的な反攻を企む連合軍のフランスへの上陸地点の特定だった。 折りしも、国防軍情報部は有力な情報を入手した。 ロンドンで、反攻に関する極秘計画“マルベリー作戦”が動きだしたという。 早速、潜入工作員キャサリンに、機密奪取の指令が下った! 一方、ドイツの動きを察知した英国情報部も、全力をあげ工作員割り出しにかかる。

 キャサリンはマルベリー作戦の関係者に接近、入手した極秘情報を本国に送る。 だが、イギリス側の欺瞞工作により国防軍情報部が攪乱されていることを知った彼女は情報を直接伝えるため、Uボートでドイツへの渡航をはかる。 必死の捜査の末、キャサリンの存在を割り出した英国情報部は、連合軍の上陸地点の露見を阻止すべく必死の追跡を開始するが… ノルマンディ上陸作戦前夜の英独の壮烈な諜報戦を描く、大型冒険小説。

メモ:
 この作者の作品で記事にしたのが3作。
  ・顔のないテロリスト
  ・暗殺者の烙印 
  ・亡者のゲーム
 4作目といっても、シリーズものもあるが、文庫化されているのが少ないため、バラバラ。
 この作品は第二次世界大戦最大の上陸作戦「ノルマンディ上陸作戦」が題材となっている。 スパイ活動も現代の作品と違って、情報の受け渡し方とか、技術的には古い手法でも、やってることは今も昔も変わらず、敵味方の化かし合い。
 時代に翻弄される人々を描く手腕はなかなか。 わりと好み。