作品:ザ・レッドホースマン 上・下 講談社文庫 1995
作者:スティーブン・クーンツ
内容:「BOOK」データベースより
 
モサドの美女ジュディス・ファレルが米国海軍少佐トード・ターキントンに密かな耳打ちした。イギリスの出版王ナイジェル・ケレンを殺したのはCIAエージェントだというのである。だが何のために?ソ連崩壊後の世界征服を狙って蠢(うごめ)く極秘組織の野望にグラフトン少将の正義の銃が火を噴いた。傑作長編!

 全世界のユダヤ人抹殺を目論むロシアのネオチナが、旧ソ連時代の核ミサイルをイラクのフセインに売却!世界は「最後の戦争」前夜を迎えた。出世のためにアメリカを売ったのは誰か?そしてそれを命じた者は?さまざまな妨害を受けながら米海軍司令グラフトン少将のねばり強い不屈の闘いが始まった。

メモ:
 解体後のロシアの混沌と、核兵器拡散の懸念のお話。
 サダムが出てきて、さもありなんな展開は予定調和といった感じ。
 現在のロシアはどんなんだろ?ということを考えさせる。