作品:影の兄弟 上・下 ハヤカワ文庫 1998
作者: マイケル・バー=・ゾウハー
内容:「BOOK」データベースより
 ソ連に吹き荒れたユダヤ人迫害の嵐のなか、一人の女性詩人が処刑された。彼女は二人の子供を残した。 最初の夫である詩人との間に生まれたアレクサンドル。 そして二度目の夫のKGB大佐を父とするジミトリー。 だが、兄弟の運命は大きく分かれてしまった。 アレクサンドルはアメリカの伯母のもとへ。ジミトリーは孤児院へ。 東西に引き裂かれて闘うことになる宿命の兄弟を、息もつがせぬ展開と壮大なスケールで描く傑作巨篇。

 アメリカで育ったアレクサンドルはアレックスと呼ばれ、ソ連の研究家になった。 一方、ジミトリーはKGBに入り、次第に頭角を現わしていく。 しかしパリでめぐりあった二人は、同じ女性を愛したためにお互い激しい増悪に身を焼くことになった。 アレックスはCIAに加わり、丁々発止の諜報戦の中で弟との死闘を繰り広げる。 そして波瀾万丈の物語は驚愕のクライマックスへ…。 巨匠バー=ゾウハーの集大成というべき雄篇。

メモ:
 初めての上・下刊なので、長編大作を期待したら嫉妬と復讐の嵐で、途中は飛ばし飛ばしで読んで、最後は予定調和な作品。