作品:ミッションMIA ハヤカワ文庫 1987
作者:J・C・ポロック
内容:「BOOK」データベースより
 元グリーンベレー大尉のジャック・キャラハンは、かつての戦友フランクの妻から驚くべき依頼を受けた。 フランクは、ヴェトナムの捕虜収容所にいまだ囚われている。 彼を救い出すため力を借りたいというのだ。 国防総省に申し出たが、拒否されたともいう。 キャラハンは戦友の救出を決意、即座にグリーンベレー時代の部下を集め始めた。 通信、医療、軽火器、爆破―各分野のエキスパート4人を得た彼は、共に猛訓練を積み重ねる。 そして綿密な計画をもとに、遂にヴェトナムへ潜入するが…。 『樹海戦線』の著者が放つハード・アクションの決定版。

メモ:
 MIA= Missing In Action
 軍隊用語で、軍人が戦争や戦闘により「作戦行動中行方不明」、「戦闘中行方不明」という意味。
 戦死が確認された場合は、KIM(Killed in action)。
 ヴェトナム戦争でのMIAを題材にした小説は多い。 戦争中に死亡したとして、亡骸が故郷に帰ってくればまだいいが、行方不明では、家族はなかなか受け入れられないんだろうな。
 戦争ものというか、軍事アクションものというか、スパイものというか、ドンパチの好きな人にはいいんでないかな?
 とはいえ、世界中で紛争や戦争は今だに起きているけれど、せめて小説の中だけにして欲しいな。