作品:007 デヴィル・メイ・ケア 竹書房文庫 2012
作者:セバスチャン・フォークス
内容:「BOOK」データベースより
 ユリウス・ゴルナー ― 権力にとりつかれた自らのエゴ以外には何者にもしたがわず、どこまでも強欲で、そして英国の心臓を破壊しつくすためには、手段を選ばない男。 パリのわびしい郊外でおきた残酷な処刑に続いて次々と起こる事件は、地球的規模の惨事に一直線につながっていく。 60年代の英国に大量に流れこむ麻薬。 旅客機がイラク上空で消息を絶ち、近づく戦争の雷鳴が、中東にこだまする。 一方、007ことジェームズ・ボンドは、上層部から“引退か、続行か”の結論を出すようにとの勧告を受け、長期休暇を取っていた。 しかし、事態の急変によって再び一線へと戻ることとなる。 そして、協力者としてあらわれた美貌のパリジェンヌ、スカーレット・パパヴァと共に、これまでで最も危険な敵 ― 悪魔本人と踊ることさえいとわない男 ― と生死をかけた闘いに挑む…。

メモ:
 レイモンド・ベンスン作品に次ぐセバスチャン・フォークス作品。
 しかし、この1作のみ。
 犯罪者?テロリスト?として描く場合に、身体的に特徴がある人物を登場させることが多いが、こちらも身体の一部に象徴的な特徴を持つ敵として描いている。
 あまり脈略はないが、フィリックス・レイターやルネ・マティスも登場。
 また、別のダブル・オーが主要な人物として登場する作品も珍しい。
 結末がなんだかあっけないのがもったいないかな。