~ ジャック・ヒギンズ ショーン・ディロンシリーズ ~
 ヒギンズの作品で最も有名な作品は、たぶん「鷲は舞い降りた」じゃないかと。
 この作者は、名前を変えたりして、非常に多くの作品を書いているが、ナチ、IRAが絡む作品が多く、主人公がIRAの元戦士が登場する作品も多い。
 その中でも、IRAの元ガンマンであるショーン・ディロンを主人公としたシリーズが有名かと。

 翻訳されている作品は次のとおり。
  ・「嵐の眼」"Eye of the Storm"
  ・「サンダー・ポイントの雷鳴」 "Thunder Point"
  ・「密約の地」 "On Dangerous Ground"
  ・「悪魔と手を組め」 "Drink with the Devil"
  ・「闇の天使」 "Angel of Death"
  ・「大統領の娘」 "The President's Daughter"
  ・「ホワイトハウス・コネクション」 "The White House Connection"
  ・「審判の日」 "Day of Reckoning"
  ・「復讐の血族」 "Edge of Danger"
  ・「報復の鉄路」"Midnight Runner"

 最初の作品である「嵐の眼」が1992年に翻訳、わりと新しい作品群となってる。
 IRAのガンマンであったショーン・ディロンが、IRAに嫌気がさし、雇われの暗殺者として活動していて、サダム・フセインからの依頼を受けたところから物語は始まる。
 2作目の「サンダー・ポイントの雷鳴」から、イギリスの情報機関に雇われて物語は進んでいく。
 情報機関が出てくるので、スパイ小説かというと、そんな感じではなく、冒険小説に分類するのが適当かもしれない。
 作品の時代背景は少し古いが、勧善懲悪の予定調和な作品なので、安心して読めるかな。

 Amazon の中古本を見たら、「密約の地」 が3万円~7万円の値付がされてた。
 びつくり! なんでだろう?

 その翌日、Amazon の中古本を見たら、600円になてた。 
 がっくし...。 単なる表示誤りか....。