作品:暗殺者の飛躍 上・下 ハヤカワ文庫 2017/8/24
作者:マーク・グリーニー
内容:「BOOK」データベースより
 “グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、黒幕を倒し、CIAのグレイマン抹殺指令は解除された。 彼はフリーランスとしてCIAの仕事を請け負うことになり、逃亡した中国サイバー戦部隊の天才的ハッカー、茫の行方を突き止める任務を帯びて香港に赴く。 囚われの身となっていた元雇い主に再会したグレイマンは、中国の目を欺くため、元雇い主を通じて中国総参謀部の戴から茫を暗殺する仕事を引き受ける。

 香港の犯罪組織のたまり場で起きた乱闘の末、ベトナムのギャングが茫をかくまっていると知ったグレイマンは、戴の手配でホーチミン市に入る。 だがロシアのSVR(対外情報庁)の秘密精鋭部隊も茫を拉致すべく、密かに行動していた。 茫をめぐりグレイマンとSVRがベトナム、さらにタイのギャングと争奪戦を繰り広げる。 そして、CIAの作戦の裏に隠された衝撃の事実が! 新たな展開でますます白熱する冒険アクション。

メモ:
 物語は、中国サイバー戦部隊の天才的ハッカーの争奪戦ということになるが、相変わらずグレイマンの超人的な活躍で進んでいく。
 一方、途中からロシアのSVRの女性と行動を共にすることになり、少し違う方向(ラブロマンス)になりかけたので、次作はどうしようかと思いながら読んでいたら、軌道修正されたので一安心。
 中古本の値段が早く下がらないかな~。