作品:トリプル・クロス 上・下 新潮文庫 2007
作者:ブライアン・フリーマントル
内容:「BOOK」データベースより
 X字形の木材に縛られた死体がモスクワ市内の川に浮かんでいた。 モスクワ民警のダニーロフはその拷問の痕にロシア・マフィアの影を見る。 その頃、長い抗争の果てに「ボス中のボス」として名を馳せたオルロフは、米伊をまじえた巨大なマフィア同盟を目論んでいた。 またもやFBIのカウリーと手を組んだダニーロフは意外な真実を知る。 裏切りにつぐ裏切りが過去の亡霊を呼び覚ます。

 成立目前の世界三大マフィア同盟。 ロシアを拠点に欧米へ流れる麻薬、偽造通貨、古美術、女。 世界は彼らに牛耳られてしまうのか? ベルリンでの三者会談を追って、ダニーロフとカウリーは現地へと飛ぶ。 捜査の裏をかき続けてきたボスたちの、さらに裏をかくために…。 双方の緻密な戦略による、緊迫の頭脳および神経戦。 手に汗握る、迫力の大団円。 米露捜査官シリーズ最新刊。

メモ:
 このシリーズは、ロシアとアメリカにまたがる事件でないと成立しないので、必然的にマフィアがらみの事件が題材となる。
 3作目を読んで、これ以上発展性がないと思って4作目には行かなかったようだが、それが正解だったかもしれない。
 ダブル主人公がそれぞれ問題を抱えていて、それにより物語を複雑に見せているだけで、物語はわりと単純なまま。
 読者は注文が多いな。