~ ダニエル・シルヴァ マイケル・オズボーン・シリーズ ~

  ① 暗殺者の烙印 文春文庫(2002年)
  ② 顔のないテロリスト 文春文庫(2005年)

  ダニエル・シルヴァのシリーズものでは、美術修復師でありモサドの工作員であるガブリエル・アロンのシリーズが有名な作者だが、このシリーズもなかなかいい。
 主人公はCIAの工作員(ケースオフィサー)で、単純に敵対する国の情報機関との争いだけでなく、金儲けのために紛争を起こしたりする謎の組織である国際発展協力会 = ソサエティーが絡んで、複雑な展開になっている。