何かでヒットしたブログ記事を見ていたら、いてもたってもいられずに寄ってしまった。
 管理人さんは、わざわざ東京から来県されて、それもゴールデン・ルートともいえる「どてやき」 ⇒ 「千成」の順に毎回寄るという、なんとも贅沢な時を過ごしている。
 「どてやき」はまた別の機会にということで、今回は千成@甲府市武田。
 甲府駅周辺の老舗の焼き鳥店といえば、平和通りと岡島百貨店東側にある「丸八」、甲府駅北口から西に向かったところにある「鳥玄」。
 それぞれに良さがあるけれど、甲府の焼き鳥屋の中でオラの一番のお気に入りの店「千成」は強烈な個性があり、孤高の焼き鳥店と言えるかもしれない。
 強烈な個性というのは、メニューが焼き鳥以外に焼きそばしかなく、焼き鳥のメニューも焼き鳥(ネギ間)・ハツ・砂肝・とり皮(素揚げ)・もも、のみという潔すぎること+@。
 酒の種類も、ビール(瓶・生)、酎ハイ・日本酒のみ。 ブログ記事にホッピーがあったの忘れてた。
 そして、何が強烈かというと+@で、焼き鳥が普通イメージしている焼き鳥ではないことだ。
 最初にお店に行ったのはもう十年以上前だけど、その時は知らずに入って、出された焼き鳥を食べてびつくり!
 硬い! ひたすら噛み続けるしかないくらい硬い! でも、なんとも滋味深い。
 したら、廃鶏を使っているということらしい。 廃鶏とは採卵期間を終えた雌鶏だそう。
 言ってみればお年寄りということか? この顎が疲れる肉質にタレが絶妙に合う。
 そのタレの味ががドストライクの味で、瞬く間に虜に。
 焼き鳥を塩で食べるのは正しいけれど、この焼き鳥にはタレが合うと思う。

 前置きが長くなったってしまったけれど、久しぶりに暖簾をくぐったら、学生さん?くらいのかわいらしい女性が出迎えてくれた。 女性店員さんは珍しい? その効果か学生みたいな男性客が後から来たからいいのかも。
 そして現社長?専務?マスターが顔を覚ええていてくれて、「うん年振り?」とイジってくれ、カウンタニーに座り、ビールを注文。
 瓶ビールはデフォがアサシなので、キリンでと。
 ビール置かれた後に、無料の茹でもやしの突き出しが出され、焼き鳥タレを発注。
 そして、相方用のお土産に、もも(若鶏)塩、焼き鳥タレ5本をお願いして、焼き上がりを待つ。
 酒場は銭湯のようと言った方がいたけれど、その気持ちが良くわかる。 オラには居心地が抜群にいいのだ。
 ぼーっとテレビの相撲を見ながら呑んでいると、焼き鳥が目の前に。
 久しぶりだ...。 なつかしい...? というか、この味この味という感じ。

 実は、現マスターの焼き鳥は2回くらいしか食べたことがない。
 オラが惚れ込んで食べたのは先代の焼いた焼き鳥。
 当時は、焼き場に立っていたのが社長(先代)で、板場を賄っていたのが専務(現マスター)という役割分担だった。
 でも、そんなことはどーでもいいことで、後継者がお店を継いで暖簾を守っていることが素晴らしい。
 その味をまた味わうことができるのだから、こんな嬉しいことはない。

 そして、このお店のサービスが素晴らしいところを書き加えたい。
 それは、とても安い値段設定にもかかわらず、布おしぼりが出されることと、無料の突き出しに加えて、タイムサービスではないけれど、タイミングが合えば糠漬けのサービスがあること。
 焼き鳥5本ひと皿480円。 瓶ビール 600円。 焼き鳥が安いから酒の値段はこれでいい。
 会計したら1980円。 見習ってくれと言いたい。

 でもって、自宅に帰って相方にお土産を渡すと、嬉々として食べてる。
 記事で「旨い」は個人的感想だから書かないようにしているけど、余ったのを冷蔵庫に入れて、翌日に食べた焼き鳥がむちゃくちゃ旨い。
 なんなんだ!?これは。 冷めてもむちゃくちゃ旨いのだ。

 そうそう、オラが行ったときに、お土産を持ちにきたお客さんが6千円を払っていた。
 このお店でそんな金額を払うお客さん見たことない。 いったい何本買ったんだ?

 マスターに「また来ます」と言ったのを近々果たさないとな。
 旨かったよ~! ごちそさん!