~ 世界遺産 ポルトガル・ピコ島 ~
 TBSの日曜夕方放映している「世界遺産」。
 11月24日(日)の回では、ポルトガル・ピコ島の石垣の景観を放映していた。
 美味しいワインを作るために、500年前からコツコツと積み上げてきた石垣の景観が世界遺産となっているという。
 海からの強い潮風を防ぐための石垣なんだそう。
 ピコ島の西側海岸沿いに広がるブドウ畑?というか、6m × 3m程の石垣で囲った区画に数本のブドウが植えられて、網目のように連なって設置されていて、石垣の全長は8000kmにもなるのだとか。
 気が遠くなるような作業の産物だ。
 狭い空間での葡萄づくりもすべて手作業となり、その苦労が目に見えるよう。
 収穫された葡萄は、協同組合で醸造されるとのことで、紹介されていたワインは2種。
 酒精強化ワインの「Lajido(ラジド)」と普通の白ワイン「Frei Gigante(フレイ・ジガンテ)」。

 インポーターの説明書では、
  ラジドの葡萄品種は、土着のヴェルデーリョ・アリント・テランテス。
  木樽発酵。 発酵終了直前にグレープスピリッツが添加され、アルコール分は
 16%となるそう。

  フレイ・ジガンテの葡萄品種もラジドと同じ。一部樽で、残りはステンレスタン
 クで発酵。 熟成はステンレスタンクで6ヶ月だそう。

 葡萄造りに適してるのか?と思い、気温を調べたら、年間通して最高気温15度ほど ~ 25度ほど。 最低気温11度ほど ~ 19度ほど。
 数字だけ見ると、なんだか過ごしやすそうな気温。 潮風が強いらしいから、体感はもっと低いのかもしれない。
 フレイ・ジガンテは1度試してみたいワインだな。