作品:リスボンの小さな死 上・下 ハヤカワ文庫 2000
 作者:ロバート・ウィルスン
 内容:「BOOK」データベースより
 陽光あふれる港町リスボン。 浜辺で発見された15歳の少女の絞殺死体は、レイプされていた。 被害者と同じ年頃の娘を持つ、孤高の中年の警部コエーリョと、助手の若手刑事が事件の担当を命じられる―。 時は半世紀ほど遡った第二次大戦中。ナチス親衛隊の上層部は大量のタングステンの買い付けのために、実業家のフェルゼンをポルトガルに送りこむ。 だがその前途に待ち受けていたのは、思いもよらぬ運命の悪戯だった…。 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞。

 コエーリョたちの捜査により、殺された少女の奔放な男性関係が明らかになる。 犯人はその男たちの中にいるのか?ある目撃証言を得て捜査は大きく進展し始めた。 やがてフェルゼンとその関係者の刻んだ歴史が現在の少女殺害事件と交差する時、事件は予想もしない展開をみせた…少女殺害の謎とその背後にひそむ真実を、半世紀にわたる壮大なスケールで描いた注目の話題作。 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

メモ:
 物語が、現代と第二次大戦以降の時代を行き来する形で進められ、上巻は時代が離れすぎて、接点があるのかどうかすらわからなく、読みにくくて時間がかかってしまった。
 下巻になって、連続性が見えてきて、捜査も進展して、やっと警察小説らしくなってくる。
 しかし、物語の中で、レイプやセックスのシーンが多いのには辟易した。 犯罪に絡む部分では必要なのかもしれないが、不要なシーンの方が遙か多く、頁の無駄遣いな気がした。
 この作者の作品は、もう1作買ったんだよな~。