作品:カウントダウン「死の鳥」 二見文庫 1988
作者:フレデリック・ノラン
内容:「BOOK」データベースより
 英国諜報組織〈ISS〉の米国駐在員、デービッド・ケーンは、マイアミの犯罪組織に潜入しているCIA工作員、アントニー・ジェネベボの監視を命じられる。 英国に亡命したGRU大佐が彼をソ連の協力者だと告発したからである。 同じ頃、ソ連では西側のあらゆる宇宙衛星を破壊できる超攻撃衛星〈死の鳥〉打ち上げ計画が極秘裡に進行していた。 赤い大国の野望を担って暗躍するソ連スパイとそれを阻止せんとする西側諜報員の凄絶な闘い。

メモ:
 「凄絶な闘い」とあるが、「壮絶」かと思ったら「凄絶」だった。 あまり見たことのない表現。
 内容的に、息をのむほどではないものの、それなりに激しい闘いが繰り広げられて、ここ最近読んだ「二見文庫 ― ザ・ミステリ・コレクション」の中では、つっこみどころは多々あるもののそこそこ楽しめたかな。