作品:渇いた警官 扶桑社ミステリー文庫 1992
作者:ウィリアム・J・ コーニッツ
内容:「BOOK」データベースより
 クリスマス間近の雪のニューヨークで、ふたりの黒人女性が殺された。 目撃者も、犯人の遺留品もなく、喉を掻き切られて殺されているのに、血痕すらもないのだ。 人種問題をはらんだこの難事件の扱いに苦慮した刑事部長は、特捜班のチーフにジョン・ビンダ警部補を据える。 その苛酷な犯人逮捕のやり口から、マスコミに〈処刑隊長〉と呼ばれ、閑職に追いやられた辣腕の刑事だ。 だが、チーフとなったビンダを嘲笑うように、殺人事件は連続する…。警 察小説に独自の作風を築いた名手が、NYに展開する大捜査線を描く力作。

メモ:
 途中まで、吸血鬼みたいな話があり、これはホラー作品なんか?と心配したが、普通の警察小説でした。
 物語としては、〈処刑隊長〉と呼ばれた刑事の話だと思って購入したら、わりと地道な捜査をするので、普通の警察小説かと。