作品:ウェザースパイ追跡 ハヤカワ文庫 1993
作者:フィリップ・ケリガン 
内容:「BOOK」データベースより
 父の形見の老朽船で海運業を営むポールは、英国議会の議員から驚くべき事実を告げられた。 コンビュータ技師である兄のチャーリーが、政府の極秘プログラムを持って失踪したというのだ。 船の修理費が必要なポールは、絶縁していた兄の捜索を不本意ながらも請け負う。 だが彼は、やがて自分が世界の行方を左右する熾烈な争奪戦を展開することになろうとは、知るよしもなかった。 冒険サスペンスの名手が新境地に挑む野心作。

メモ:
 船の修理費を稼ぐために失踪した兄の捜索をすることにより、自分の人生を遡って、いかに視野が狭く、粗野で偏屈、ろくでなしな人間だったことにあらためて気づき、失ったものの大きさに気づくという、なんとも湿っぽい話が続く。
 フィリップ・ケリガンの作品は何作か読んでいるが、こんな作風の作者だったかな?
 そこが「新境地に挑む野心作」ということなんかいな?