作品:死者の季節 上・下 ランダムハウス講談社文庫 2006
作者:デヴィッド・ヒューソン(UK)  
内容:「BOOK」データベースより
 ヴァチカン図書館にひとりの男が乱入し、衛兵に射殺された。 殺される直前、男は図書館にいた女性の前で手にしていた人間の生皮を広げ、「聖バルトロメオ」という言葉を残した。 事件を知った刑事コスタは、ヴァチカンがローマ市警の管轄外であるにもかかわらず、男の残した言葉に従い、サン・バルトロメオ教会へ向かう。 そこで彼が目にしたものは、全身の皮を剥がれた死体 ― そして、凄惨な連続殺人事件の幕が開けた…。

 ローマで続く連続殺人の被害者は皆、カトリックの殉教者たちと同様の死を迎えていた。 事件の解決に向け、刑事コスタは相棒のロッシと奔走する。 だが、再び陰惨な殺人事件が起きた。 今回の犠牲者が迎えたのは、カラヴァッジョの宗教画にある聖ヨハネそのままの最期。 犯人の目的はいったい何なのか? カラヴァッジョの絵が伝えようとしているものは? 捜査を進めるコスタを待ち受けていたのは、恐るべき真実と悲劇だった。

メモ:
 ローマ市警刑事ニック・コスタ(27歳)が主人公の物語。 父親が共産党の元議員?という設定。
 アン・タッチャブルのヴァチカンのスキャンダルを題材にしてる。
 作者はイギリス生まれでタイム社の記者だったのに、なぜに舞台がイタリア?
 あまり物語に関係ないが、主人公はベジタリアン。
 なのでか、とても青臭い主人公。
 この主人公のローマ市警刑事ニック・コスタの作品が3作あるようなので、様子見で2作目まで購入。
 3作目まで購入してみようかな。