作品:墜ちた工作員 創元ノヴェルズ文庫 1993
作者:テッド・オールビュリー
内容:「BOOK」データベースより
 英国秘密情報部工作員ジョン・レンニーは、ゲリラに誘拐された仲間を救出するため、上司の命令のままに敵の連絡員の二人の子供を誘拐し、圧力をかける。 しかし計画は失敗。仲間はかろうじて救い出せたものの、誘拐した子供の一人は精神に異常をきたしてしまった。 幼い子供を巻き込んだ、あまりにも非道なやり方に疑問を感じたレンニーは、辞職しようと決心したのだが…。 英国でラジオドラマ化され大ヒットした、あるスパイの物語。

メモ:
 翻訳作品としては最も新しい作品。
 愛国者であり、命令は明確な目的があり、疑問の余地はないと考えていた工作員が、疑いを持つこととなる事案をきっかけに辞職しようとする物語。
 報部員はあまりにも多くのことを知りすぎているため、辞職しようとすると、秘密が漏れるのではないかと不安になる上司が辞めさせないためにすることは。
 主人公に色々なことを語らせているのは晩年の作品ではよくある気がする。