作品:謀略上場 上・下 ランダムハウス講談社文庫 2006
作者:クリストファー・ライク
内容:「BOOK」データベースより
 資金繰りが悪化している新興証券会社のCEOのギャヴァランは、ロシアの巨大IT企業“マーキュリー”のニューヨーク上場で主幹事の座を射止めた。 調達予定額は20億ドル。 喜びも束の間、“マーキュリー”の事業内容に虚偽があるという噂がネット上に広まる。 株式公開まであと1週間。自社の倒産と損害賠償訴訟を回避し、真相を探るため、ギャヴァランが送り込んだ親友はモスクワで消息を絶つ。 金融サスペンスの傑作。 文庫化!

 “マーキュリー”の醜聞をネット上に流していたデイ・トレーダーが何者かに銃殺され、事件現場に居合わせたギャヴァランはFBIから追われる身となる。 “マーキュリー”のCEOキーロフが仕組んだ巨大な国際謀略にはめられたと気づいたギャヴァランは、証拠を確保するため、元恋人のケイトと共に公認会計士のいるジュネーブへ旅立つ。 モスクワの友人を救出し、株式公開をストップして、市場を守ることはできるのか…。

メモ:
 金融サスペンスというのはあまり読んだことがないけれど、この作者の作品なら面白いかもと思って購入。
 主人公は、湾岸戦争で空爆に参加したパイロットという設定なのは、物語の最後の方で、フォックス・バットに乗せるためだけな気がする。
 暇つぶしにはちょうどいいかな。