作品:暗号名ゴースト ランダムハウス講談社文庫 2009
作者:アレックス・ベレンスン(US)
内容:「BOOK」データベースより
 北朝鮮の核兵器情報を提供していた科学者から、緊急の国外脱出要請が届いた。 CIAは急遽、偽装船を仕立てて黄海の救出地点へ向かわせる。 作戦成功と思ったのも束の間、待ち構えていたのは北朝鮮の精鋭部隊だった。 内部から情報が漏れている ― CIAに大きな衝撃が走った。 だがそれは、世界全体を巻き込む大規模な謀略の皮切りにすぎなかった! 現代スパイ・スリラーの最高水準と称されるMWA受賞作家、渾身の一作。

メモ:
 CIAの工作員ほにゃらら・ウェルズが主人公の「フェイスフル・スパイ」続編。
 前作ではアルカイダに潜入し、大規模テロを阻止したところで終わり、今作では、そのことで一躍時の人となったところから物語は始まる。
 内容にはないが、イランや中国などが絡んで、特に中国の高官が描く野望は、現政権を彷彿させるのが興味深い。