作品:川は静かに流れ ハヤカワ文庫 2009
作者:ジョン・ハート(US)
内容:「BOOK」データベースより
 「僕という人間を形作った出来事は、すべてその川の近くで起こった。 川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。 父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている」 殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。 苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。 アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞作。

メモ:
 この作者の文庫は3作あり、本作は2番目の作品となる。
 この作品の前に「キングの死」という作品があるが、頁を開いたら字が小さすぎてとても読めないなと。
 評価が非常に高い作品だけれど、読まずに挫折してしまったんだよね。

 5年前に起きた殺人事件で起訴され、証拠や動機が不十分で?無罪となったものの、父親から勘当されて一旦は家を出てニューヨークで暮らしていた主人公。
 親友からの一本の電話により、やはり故郷に戻ることに。
 しかし、5年間のうちに故郷は様変わりし、また殺人事件に巻き込まれることに。
 少しセンチメンタルだが、ミステリとしてはなかなかいいのかも。