オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

F・フォーサイス

ザ・フォックス フレデリック・フォーサイス

作品:ザ・フォックス 角川文庫 2022
作者:フレデリック・フォーサイス(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 米国家安全保障局の不可侵と思われたシステムに侵入したのは、英国の18歳の若者だった。 引き渡しを要求する米国。 英国安全保障のアドバイザーであるウェストンは、英米両首脳に〈トロイ作戦〉と名付けた諜報活動を提案、この天才ハッカーに任務を与える。 コードネームは〈フォックス〉。 手始めにロシアの巡洋艦をハッキングしたフォックスは、対外情報局に命を狙われることに。 実在事件を基にした、緊迫の国際軍事サスペンス。

メモ:
 この作品は、読んだはずだけれど、記事にしていなかったみたい。
 キル・リストの次の作品。

 amazon の作品のページには、出版社からということで、文庫本の帯の宣伝が掲載されている。  
 フォーサイスを知ってる人なら手に取ると思うが、新規顧客も開拓しないと、というところか。
 仰々しいなというよな謳い文句が並んでる。

 作品としては、ボチボチかな。
 300頁ちょいと、あとちょと頁があってもいいよな。

キル・リスト 上・下 フレデリック・フォーサイス

作品:キル・リスト 上・下 角川文庫 2020
作者:フレデリック・フォーサイス(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 ホワイトハウスの暗い内懐に存在する、超危険人物が記された極秘名簿“暗殺リスト”。 そこに、ネットでテロを扇動する狂信的イスラム主義者“説教師”が新たに加えられた。 サイバースペースに潜む扇動者を抹殺すべく、米秘密軍事組織「TOSA」のテロリスト・ハンターで海兵隊中佐“追跡者”に、大統領行政命令が下る。 各国諜報機関や秘密組織、そして天才ハッカーを巻き込み、圧倒的リアリティで描く、戦慄の国際謀略サスペンス!

 イスラエル工作員のオパルは、“説教師”の新しい秘書となり、アジト潜入に見事成功した。 一方、“追跡者”は、“エアリエル”に、巧妙に撮影されたフェイク動画を全世界に発信させた。 その動画で説教師生命を絶たれた“説教師”は、動揺して1本のメールを送ったことで、居場所を特定されてしまい―。 遙か上空から監視する米軍無人機。 “追跡者”の最後の戦いが始まる! 国際謀略小説の巨匠によるノンストップ・サスペンス!

メモ:
 久々のフォーサイス作品。
 作風を思い出せないほど久々に読んだが、こんな感じだっけかな?
 わりと淡々と物語は進む。

 それにしても、1冊が240頁程だとやたら薄く感じる。
 2冊合わせて460頁程なら1冊でもいいような気もするけど、そこは商売上手なということか。

コブラ 上・下 フレデリック フォーサイス

作品:コブラ 上・下 角川文庫 2014
作者:フレデリック フォーサイス
内容:「BOOK」データベースより
 
「南米コロンビアから流入するコカインを撲滅せよ」。米大統領からの指令が下ったのは、「コブラ」の異名を持つ元CIA局員、ポール・デヴロー。 冷戦を戦 い抜き、対テロ戦争にも従事した男。 大統領からの全権委任状を取り付けたコブラは、「復讐者」ことキャル・デクスターを仲間に加え、任務を遂行する。 巨大 麻薬組織“兄弟団”を標的とする“プロジェクト・コブラ”が幕を開けた!国際謀略小説の巨匠による超一級エンタテインメント!

 
コロンビアの巨大麻薬カルテル“兄弟団”を殱滅するため、コブラは作戦を実行に移す。 敵組織幹部の娘を人質に裏切者リストを入手、それと同時に謀報網を駆 使して国内への密輪ルートを暴き出す。 対空用に爆撃機を配備、海上に武装艦を展開し、敵に姿を見せないまま鉄壁の組織を崩壊させてゆくコブラだったが、そ の作戦は大きな代償を強いるものだった…。 圧倒的なリアリティで描かれる、軍事サスペンスの最高峰。
メモ:
 手持ちのフォーサイス作品の最後。 主人公はアヴェンジャーに出てくるデクスターとコブラ。 
 麻薬撲滅という切り口は、フォーサイス作品の中でも異色な印象。 内容的には面白いけど、結末がなんとなく違和感。 ま、それも贅沢か。
 さて、お次は、リー・チャイルドに決定。 フォーサイスの後に読んで、どんな印象になるのかな?

 
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アフガンの男 上・下 フレデリック フォーサイス

作品:アフガンの男 上・下 角川文庫 2010
作者:フレデリック フォーサイス
内容:「BOOK」データベースより
 2006年。アルカイダ幹部が逮捕劇中に死亡、そのパソコンからテロ計画書が発見される。 世界を未曾有の恐怖に陥らせる大規模テロ。 だが、米英謀報部がどれほど手を尽くしても詳細は不明だった。 そこで、1人の男に白羽の矢が立つ。 マイク・マーティン―かつて湾岸戦争の際にバグダッドへ潜入し、任務を成功させた褐色の元SAS将校が再び敵地へと送り込まれることになる!円熟の著者が放つ、軍事スリラーの金子塔。

 アルカイダという閉鎖的組織への潜入を成功させるために取られたのは、替え玉作戦。 現在は収監中のタリバン戦士、イズマート・ハーンに成りすまし、アラブ世界へ身を投じたマイクは、着々と進行するテロ作戦の実行部隊の一員となる。 潜り込んだ先は、船。 この船で一体、どんなテロを起こそうとしているのか? 折しも、豪華客船に各国要人が集うG8の開催日が近づいていた…。 混迷の現代社会に警鐘を鳴らす、超一級の物語。
 円熟の著者が放つ、軍事スリラーの金字塔。
メモ:
 パリに続き、容疑者逮捕のすぐ後で、爆弾テロが起こった。この作品の40頁に、「1990年以降1万9千という白紙のパスポートが盗まれたというベルギー政府公式発表があった」という趣旨のくだりが出てくる。
 事実なら、容易に白紙パスポートが手に入ったわけで、また地理的な要素もあり、テロリストの拠点となっているのもうなずける。
 読み始めたら、前に似たような作品があったな、と思ったら、サダム・フセインのクエート侵攻を題材にした「神の拳」の主人公が、再登場する作品。
 あと1作でとりあえずフォーサイスは終了。

 
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アヴェンジャー 上・下 フレデリック フォーサイス

作品:アヴェンジャー 上・下 角川文庫 2008
作者:フレデリック フォーサイス
内容:「BOOK」データベースより
 1995年。ボスニアで一人のアメリカ人青年が消息を絶ったことが、全ての始まりだった…。 2001年。ベトナム帰還兵のデクスターは、退役後、弁護士をしながら、“アヴェンジャー”というコードネームで「人狩り」の仕事を請け負っていた。 今回の依頼は、ボスニアで孫を殺害した犯人を捜してほしい、という財界の大物エドモンドからのもの。 そしてこの依頼こそが、世界を“9.11”へ向かわせる引き金だった…。

 エドモンドはかつての戦友の上院議員を通じてCIAにも問い合わせるが、犯人の所在は入念に秘匿されていた。 青年虐殺の容疑で行方を追われるこの男こそ、ビン・ラディン逮捕計画のキーマンなのだ。 その時がくるまで、必ず安全に泳がせ続けねばならない…。 そして、アヴェンジャーとCIA捜査官の命運は、男が隠棲する南米の地で、遂にクロスする―。 戦争に彩られた半世紀を描ききった、軍事スリラーの傑作。
メモ:
 トンネルネズミが主人公の物語。 上・下刊にしなくてもいいんでね?くらいの比較的薄い作品だが、中身は濃い。
 司法取引ではないが、より多くの人の命を救うためなら、一人の人間の罪は目をつぶる、といった按配の内容で、敵は身内にいるのはいつの世も一緒か。
 
虐げられたり、貧困に喘いでいる国や人は、豊かな国や手を差し伸べてくれた相手を憎悪するというのは皮肉だが、実際にそうなんだと考えさせられる。

 
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