オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

J・H・チェイス

幸いなるかな、貧しき者 ハドリー・チェイス

作品:幸いなるかな、貧しき者 創元推理文庫 1971
作者:ハドリー・チェイス
内容:「BOOK」データベースより
 ピッツヴィルにある銀行に、支配人代理として赴任したデイヴ・カルヴィンは週一回、地元の四つの工場で支払われる給料30万ドルの現金を一晩補完する立場にあった。 行員は支配人代理である彼と女行員の二人きりである。 カルヴィンはこの30万ドルを盗みとろうと、下宿屋の女主人、美貌のキット・ローリングと組んで綿密な計画をめぐらした。 30万ドルにかける男の妄執と待ちかまえていた意外なる事実。 砂糖菓子がくずれるように、徐々にくずれはじめた犯罪計画は・・・・・・。

メモ:
 完全犯罪を狙うも、どんどん悪い方に転がるという、チェイスらしい物語。 

この手に孤独(「貧乏くじはきみが引く」改題) ハドリー・チェイス

作品:この手に孤独(「貧乏くじはきみが引く」改題) 創元推理文庫 1970
作者:ハドリー・チェイス
内容:「BOOK」データベースより
 刑務所を出たのは灰色の雨の朝だった。 警官を死なせた罪を着せられ、棒に振った三年半。 いまさらろくな職にありつけるはずもなく、妻の稼ぎにおぶさり、酒に溺れる日々が始まった。 ところが、ある日バーデで聞し召していたおり、電話ボックスに置き忘れられた札束入りのハンド・バッグをわがものにしようとした現場をおさえられたことから、危険な偽装誘拐工作の渦中に巻きこまれてしまう・・・・・・。 緻密な展開と語り口で、人生から脱落しかけた男の孤軍奮闘を描く手練のスリラー!

メモ:
 一種の悪女ものか。
 転落した人生をやり直すために、また転げ落ちるような、チェイスらしい作品。

危険なやつは片づけろ ハドリー・チェイス

作品:危険なやつは片づけろ 創元推理文庫 1964
作者:ハドリー・チェイス
内容:「BOOK」データベースより
 ナイトクラブから行方不明になった娘は、セメントの樽づめになって湖底から発見された。 その糸をたぐっていくと、古い死体、新しい死体が続々と出てくる。 犯罪実話雑誌の編集者スレードンは生命の危険をおかしながら、その糸をたぐる手を止めない。 そのどんづまりにひそむ大犯罪、つぎつぎに殺される証人、しかも汚職警官で充満した町には、正義の手はおよびそうもない。 恐るべき真犯人を不屈の勇気で追求する編集者の姿を、息づまるようなハードボイルド・タッチで描く快心作!

メモ:
 登場人物が多すぎて読んでてこんがらがってしまう。
 物語は、記者が警察に協力して犯罪捜査をするという現実離れをしたものだが、謎解きとしては面白いかと。

あぶく銭は身につかない ハドリー・チェイス

作品:あぶく銭は身につかない 創元推理文庫 1970
作者:ハドリー・チェイス
内容:「BOOK」データベースより
 ローレンス金庫商会のサービス員である主人公、鍵を金庫の中に置き忘れた客の依頼で、その金庫をあけてやった。 三つの棚にぎっしりとつまった百ドル札。 五十万ドルはあるだろうか? 金に眼がくらんだ彼は、やがて警察に追われる身となった。 彼をめまぐるしく翻弄してやまない奸策と好餌の罠。 前科者の烙印に歩一歩と追い詰められていく男の過程を金と欲望との息づまるタッチで描くハードボイルドの王者チェイスのサスペンス。

メモ:
 割に合わない、というか、貧乏くじを引いた男の哀しい物語。
 女と親友に気を許し、しだいに破滅していくという、チェイスらしい物語。
 しかし、ハドリー・チェイスはハードボイルド作家なのか?
 どちらかというと、サスペンスな物語が多い気がするが。
 まあ、どうでもいい話。 分類で読むわけではないし、面白ければそれでいい。
 

クッキーの崩れるとき ハドリー・チェイス

作品:クッキーの崩れるとき 創元推理文庫 1971
作者:ハドリー・チェイス
内容:「BOOK」データベースより

本で確認を!

 歓楽の街パラダイス・シティの高級レストランで一人の女が死んだ。女はヘロイン中毒者であった。発見された遺書によると男を殺害したうえでの自殺と判明した。事件は自殺という線で落着するかにみえたが、それは銀行の金庫を狙うこびとと詐欺師のコンビが巧妙に仕組んだ布石であった。彼らの狙う金庫は厳重な警備を誇り、万全を期した完全な金庫である。歓楽の街を舞台に繰りひろげられるサスペンスあふれる金庫破りと殺人劇!


メモ:
 パラダイス・シティ警察シリーズ?
 短く、スピード感がある作品なので、あっちゅう間に読み終えた。
 犯人の一人にこびとが出てくるが、その言葉を聞くといつも思い出すのが、松田優作主演の「野獣死すべし」のワンシーン。
 映画の最後の方のなんだけど、電車の中で、松田優作が刑事にリップ・ヴァン・ウインクルについて語ってる時に、「こびと」というところを「こいびと」と言っていて、NGではなく、そのまま使っているのが見るたんびに引っかかって。
 また、脱線だ~。w
 

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