オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

D・L・ロビンズ

カストロ謀殺指令 上・下 デイヴィッド・L・ロビンズ


作品:カストロ謀殺指令 上・下 新潮文庫 2010
作者:デイヴィッド・L・ロビンズ
内容:「BOOK」データベースより
 毒殺、爆殺、刺殺、射殺…。 1961年、革命後のキューバではカストロを狙った様々な試みが繰り返し企てられたが、すべて未遂に終わっていた。 そんな折、研究のためハバナを訪れていた暗殺の専門家ラメック教授にCIAが接触。 完全無欠な暗殺計画に加担するよう脅される。 弱みを握られ、しぶしぶ同意したラメックは、秘密警察の監視下に置かれるが。 史実を基にしたサスペンス巨編。

 ラメックはソ連から来た狙撃手の訓練と、ボツリヌス菌カプセルの運び屋をCIA局員から命じられる。 ソ連も何らかの形でこの計画に絡んでいるのか? 手段は射殺なのか、それとも毒殺なのか? アメリカでは反カストロ派の亡命キューバ人が祖国奪還のため蠢動している。 詳細を知らされていないラメックは、敵味方もわからぬまま、歴史が大きく動く瞬間へと引き寄せられるが…。 

メモ:
 カストロが実際に何百回という暗殺計画を生き残ってということに驚くが、この作品も暗殺にまつわる物語。
 CIAだけでなく反体制派やKGBもからみ、敵味方の色分けも明確でないような複雑な様相を呈していく。
 そして、狙撃手の本名が明らかになることにより、作者の次の作品が見えてくる。
 この作者の作品は史実に基づいた物語だそうなので、フィクションとはいえ、その時代を知るのにいいかもしれない。

ルーズベルト暗殺計画 上・下 デイヴィッド・L. ロビンズ

作品:ルーズベルト暗殺計画 上・下 新潮文庫 2008
作者:デイヴィッド・L. ロビンズ
内容:「BOOK」データベースより
 ’45年1月1日、謎の女が合衆国に潜入した。浜辺に残された遺体が告げるのは凄腕の殺し屋の存在。 任務と目されるのは ― ルーズベルト大統領の暗殺。 シークレット・サーヴィスから助力を請われ、捜査を開始した暗殺史の専門家で歴史学教授のラメックは、過去の膨大な記録から、驚異的な暗殺者の実在を知る。 史実を基に、いま暴かれる虚々実々の駆け引き。 サスペンス巨編ついに開幕。

 中世から続く伝説の暗殺者集団の末裔ジュディスは、なんなくワシントンDC内に身を潜めていた。 華麗な体技と緻密な計算をもとに、刻一刻と大統領へと肉薄していく美貌の殺し屋。 一方、ラメックの追跡は徐々に距離を縮めるが、つねに先を越され、彼女を取り逃がす。 チャンスは一度、教授が仕掛けた最後の罠の成否は…。 ルーズベルト大統領、最後の4ヶ月間の謎がいま明かされる。

メモ:
 お店で裏表紙読んで面白そうだと思い購入したものの、なんだか読んだことのあるような記憶。
 在庫管理がしっかりしていないため、同じ本をダブって購入するへまを何度もしているから、この作品もそうなのかもしれない。
 内容的には、戦争末期の大統領暗殺がテーマだが、その裏にある思惑が面白い。 

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