オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

W・ラーセン

暗殺者のゲーム 上・下 ウォード・ラーセン

作品:殺者のゲーム 上・下 竹書房文庫 2018

作者:ウォード・ラーセン

内容:「BOOK」データベースより

 モサド最強の暗殺者ダヴィッド・スラトンは死んだ。 いまでは彼はアメリカ人として妻のクリスティンと平凡だが幸福な日常を送っていた。 しかし、平穏な生活は長くは続かなかった。 モサドの新長官ヌーリンは、イランの核開発を阻止するために二度ハメディ博士の暗殺を計画したがいずれも失敗していた。 業を煮やしたヌーリンは、権謀術数渦巻く盤上に比類なき暗殺者を投入することを決意したのだ。 モサドは学会のためにスウェーデンを訪れていたクリスティンを人質に取ろうとするが、彼女は追手から逃れ行方不明に。 妻の危機を救うべく、最強の暗殺者は北欧の地に降り立った―。


 孤立無援の状態で、スラトンは標的のハメディ博士が講演をするスイスへと向かう。 イランとモサド、さらにはスウェーデン警察からの追跡を受けながらもスラトンは暗殺者としての経験とテクニックを活かし、着々と準備を進める。 妻からはふたたび暗殺に手を染めれば自分たちの関係は終わりだと告げられていたが、任務を遂行しなければ自分たちは一生モサドから狙われる。 幸せな結末などありえない。 平凡で穏やかな日常は過ぎ去ってしまったのだ。 板挟みとなった暗殺者が選んだ道は―。 大胆なストーリーと殺しのプロの緻密な描写が書評家たちをうならせた人気シリーズ!


メモ:
 巻き込まれた女性と結婚し、新しい身分での生活を始めるが、暗殺者の過去は逃がしてくれない。
 まだシリーズが続きそうな終わり方。
 それでも、長く続けるのは難しいような気がする。

完全なる暗殺者 上・下 ウォード・ラーセン

作品:完全なる暗殺者 上・下 竹書房文庫 2017
作者:ウォード・ラーセン
内容:「BOOK」データベースより
 イスラエルへ核兵器を届けるという極秘任務を帯びて、南アフリカを出港した船が大西洋上で消息を絶った―。  偶然、大西洋を航海していたクリスティンは、ある日漂流していたひとりの男性を救う。 彼女は知らなかったが、彼は消息を絶った船に乗っていた、イスラエルの諜報機関モサドの最強の暗殺者スラトンだった。 彼はヨットを乗っ取りイギリスへと向かわせる。 一方、スラトンが生きていると知ったモサドは彼が祖国を裏切り核兵器を奪ったと判断し追手を送り込むが、スラトンは仕組まれた罠に気づき反撃を開始する! 世界最強の暗殺者の活躍を描く冒険小説!

 遂にイスラエルが核兵器を紛失したという事実が明かされ、世界に震撼が走る。 イスラエル政府がすべてはスラトンが仕組んだことだと公表したため、彼はモサドだけではなく、ロンドン警視庁とイギリス軍からも追われる。 スコットランドヤードの敏腕警部チャタムに次々と先手を打たれ窮地に陥るスラトン。 だが彼は暗殺者としての類い稀なる能力を発揮し、数々の危機をくぐり抜け陰謀の黒幕へと迫る。 極限まで追いつめられながらも不屈の精神で戦い続ける最強の暗殺者を待ち受けるものとは――!?

メモ:
 味方と思っていた組織から裏切り者として追われる物語は、何となくマーク・グリーニーの暗殺者グレイマンにシリーズを思い出させる。
 正月の暇つぶしにはもってこいの娯楽小説といったところか。
 

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