作品:脅迫 上・下 SB文庫 2013
作者:ノア・ボイド(ポール・リンゼイ)
女性司会者が“ルバーコ・ペンタッド”と名乗る男によって殺害された。 百万ドルを支払わなければ、次は政治家を殺すという要求がFBIに届く。 捜査官がニセ金を持って指定された場所へ向かうと、そこは三十年前に閉鎖された海軍刑務所だった。 内部に仕掛けられた巧妙な罠により捜査官は殺され、犯人は逃亡。 数日後には予告どおり議員が殺される。 捜査が手詰まりとなる中、かつて犯人追跡に特異な才能を見せていた元FBI捜査官スティーヴ・ヴェイルの所在が明らかになる―。
次の要求で犯人はFBIのバートク捜査官を指名し、二百万ドルを車に積んでラスヴェガスへ向かうよう指示するが、バートクは途中で金と共に失踪。 犯人がFBIの捜査方法を熟知していることは明らかで、これまでの犯行には、捜査官に支給されている銃が使用されていた。 素行面に問題のあったバートクがペンタッドなのか、金に目が眩んで横領を決めたのか、あるいは真犯人によって殺害されたのか…。 残された手がかりを追うヴェイル。そこには相手を死へと導く恐ろしい罠が仕掛けられていた…。
メモ:
色々作品を探していて、内容的に良さそうなので購入。
買ってから調べたら、作者のノア・ボイドは、ポール・リンゼイの別名義。 知らなかった。
ちょうど、ポール・リンゼイを買い足して、読み直しているところだったから、いいっちゃ、いいんだけどね。
今回の主人公の元FBI捜査官ヴェイルも、これまでの作品に出てくる主人公同様で、一匹狼で突っ走るタイプ。
この作者のは、とりあえずおしまい、と思ってたら出てきた作品。
捻りもあり娯楽作品としては、いいんでないかな。