オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

M・カッレントフト

刑事ザック 夜の顎 上・下 モンス・カッレントフト & マルクス・ルッテマン

作品:刑事ザック 夜の顎(アギト) 上・下 ハヤカワミステリ文庫 2018
作者:モンス・カッレントフト & マルクス・ルッテマン
内容:「BOOK」データベースより
 ザックがまだ五歳のころ、刑事だった母が何者かに殺害された。 心に深い傷を負ったザックは誓う。 刑事になって、いつか母を殺した犯人を捕えると…二十七歳になったザックは腕利き刑事となり、ストックホルム警察の特捜班に抜擢された。 だが、難事件を追う日々の裏で、彼の苦悩は続いていた。 そんなある夜、タイ人の売春婦が四人、自分たちの住む部屋で無残にも射殺される。 それは稀に見る残忍な事件の発端に過ぎなかった。

 戦慄の四重殺人。 さらにそれに続く事件の残忍な手口に、 百戦錬磨の特捜班の面々も言葉を失う。 売春をめぐる犯罪組織の抗争か、人種差別主義者の暴走か、あるいは単独のシリアルキラーが跋扈しているのか? 浮上しては消える手がかりと容疑者。 事件を追うザックたちの焦燥は日ごとに深まるが…若き刑事の苦悩と成長を通し移民、差別、薬物などスウェーデン社会の闇を雄大なスケールで描きだす新シリーズ、ここに開幕!

メモ:
 モンス・カッレントフトの作品をまとめて発注したため、モンス・カッレントフトの最後の翻訳作品と思って手に取ったら、違ってた。
 作者は、モンス・カッレントフト & マルクス・ルッテマンの共著ということになるみたい。
 また、モンス・カッレントフトは女性作家か?と思っていたら、おっさんだた。
 感情的なアル中の女性刑事モーリンのシリーズとは違い、主人公は男性刑事。 文体も普通の警察小説のよう。
 いただけないのが、主人公の刑事ザックはコッケイン中毒というところ。
 作品の内容に、歓楽街へのタイ人の進出や暗黒街へのトルコ人の進出に加え、主人公がコッケイン中毒と、スウェーデンの現状は病んでるのか?というもので、イメージとけこ違う面が描かれているのが興味深いが、物語としてはなんとも底が薄い印象。

秋の城に死す 上・下 モンス・カッレントフト

作品:秋の城に死す 上・下 創元推理文庫 2015
作者:モンス・カッレントフト
内容:「BOOK」データベースより
 長年伯爵家が所有していたスコーグソー城。 それを買い取った弁護士ピエテションが殺害された。 被害者は幼い頃からこの土地で育ち、貧しい出自にもかかわらず評判の天才児だったらしい。 警察の捜査線上に浮かんだのは、領地を売る羽目になった伯爵とその息子と娘。だが、被害者は海外に逃亡中の詐欺師とも取引があったらしい。 恨みか金か。 古城での殺人に女性刑事モーリンが挑む。

 詐欺師を追ってテネリフェ島に飛んだモーリン。 だが、相手は古狸、思うような成果は得られない。 一方伯爵家の三人は、領地の売却は納得の上だと言い張るが、どうやら本心ではなさそうだ。 それに加えて、被害者が若い頃、伯爵家のパーティーの帰りに、悲惨な交通事故に遭っていたことが判明。 伯爵家と被害者の関係は? 女性刑事モーリンは、真実にたどり着くことができるのか。

メモ:
 リンショーピン市警・犯罪捜査課のモーリン・フォシュ刑事のシリーズ3作目。
 2作目で事件に娘が巻き込まれたことから、別れた夫とよりを戻して3人で暮らし始めるも、主人公の性格ゆえ家族との人間関係が築けずに、アルコールに逃避するものの、事件解決に向かうというハチャメチャな物語。
 事件の結末も、物語の結末もなんとも救われない。
 やと、この主人公の作品が終わった。 まるで修行のようだたな。

冬の生贄 上・下 モンス・カッレントフト

作品:冬の生贄 上・下 創元推理文庫 2013
作者:モンス・カッレントフト 
内容:「BOOK」データベースより
 凍てついた雪野原。地平線に立つ木の枝に、奇妙な物体がぶら下がっていた。 血だらけの巨漢の裸の身体。凄まじい暴力のあと。 まるで古代の異教の神々への生贄のような異常な現場。 リンショーピン市警犯罪捜査課の警部補モーリン・フォシュは、この奇怪な事件を調べ始める。 英仏でも話題沸騰。美しい北欧の四季を背景に描かれる、スウェーデンミステリの新たなる才能、ここに登場。

 一人娘のトーヴェは思春期の難しい年頃。 彼氏がいることも打ち明けてくれなかった。 娘との関係に悩みつつも、モーリンは捜査を続ける。 木の枝に吊るされた死体。 これはリンチか、それとも生贄なのか。 次第に明らかになる被害者の悲惨な境遇、凄惨な過去。 複雑に絡まり合う家族の愛僧。 スウェーデンの静かな地方都市リンショーピンを舞台にした、モーリン・フォシュ・シリーズ開幕。

メモ:
 リンショーピン市警・犯罪捜査課のモーリン・フォシュ刑事のシリーズ1作目。
 本の配送状況で、2作目から読んだので、1作目でその作品のスタイルの確立途上という感じで、被害者の思考が浮遊するように描かれているのが多少少ないのが救いだった。
 しかし、結末で犯人が誰かわからないというのはいただけないかな。

天使の死んだ夏 上・下 モンス・カッレントフト

作品:天使の死んだ夏 上・下 創元推理文庫 2013
作者:モンス・カッレントフト
内容:「BOOK」データベースより
 夏の天使よ、お前を殺しはしない。 甦らせるだけだ。それとも、本当に殺そうか。愛を再生させるために…。 燃え上がるような夏。 公園で一人の少女が保護された。 傷だらけなのに全身が清潔で真っ白。 事件当時の記憶はない。 記録的な暑さのもと、リンショーピン市警犯罪捜査課のモーリン・フォシュは不吉な予感に苛まれていた。 スウェーデンミステリ界を震撼させたシリーズ第二弾。

 リンショーピン郊外では森林火災がすべてを焼きつくそうとしていた。 娘が元夫とバリに旅立ち、寂しさをこらえつつ少女たちの事件を追うモーリン。 犯人は移民の若者、それとも同性愛者? 次々と浮かぶ可能性に必死で捜査する刑事たち。 だがそんな彼らの努力を嘲笑うようにまたも犠牲者が。 少女たちの声はモーリンに届くのか。 世界25ヵ国で出版、 本国で150万部突破の人気シリーズ。

メモ:
 リンショーピン市警・犯罪捜査課のモーリン・フォシュ刑事のシリーズ2作目。
 本の配送状況で、1作目からではなく2作目から読んだ。
 小説を買うときに、自分の嗜好で、女性が主人公の作品は避けているはずだったが、なぜか3作購入していた。
 女性が主人公の作品では、検屍官ケイ・スカーペッタのシリーズが有名だと思うが、感情表現が前面に出されてというか、感情の動きが中心に描かれている作品が多く、情緒的過ぎて苦手というか、そこ
はあまりいらないので、基本避けていたはずなのに買ってしまって、暇つぶしにしょうがなく読んでる。
 作品のスタイルとして、被害者の思考が浮遊するように描かれているのと、主人公の感情が必要以上に描かれているのがまったくオラの好みからかけ離れているので、飛ばし飛ばしあらすじだけ読んだ。
 フォシュ刑事のシリープラスもう1作品購入してしまったけど、もう1作品は男性が主人公なので、少し期待。
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