作品:トワイライト・ゲーム サンケイ文庫 1992
作者:ブライアン・フォーブス
内容:「BOOK」データベースより
功緻な罠にはまって、崩壊前夜のソ連への亡命を余儀なくされた英国情報部員ヒルズデン。 彼は、自分を陥れた張本人でありソ連の二重スパイである情報部長官コントロールに復讐すべく、大胆な計画を立てる。 その計画に不可欠なのは、かつての同僚ウォディントンの協力だった。 が、ウォディントンはひそかにコントロールに監視されていた…。 『エンドレス・ゲーム』につづく迫真のスパイ小説。
メモ:
この作品は「エンドレス・ゲーム」の続編。
内容にはなんら関係ないことだけれど、この作品は、最近のトレンドからは考えられない厚さの文庫本。
670頁余の文庫本は非常に読みにくい。
オラは、わりと手は大きい方だと思うが、それでも開いた状態で本を保持するのに手の筋肉を使うのと、その重さで疲れてしまう。
せいぜい450頁くらいまでが限度かな。 なぜに上下巻にしなかったんだっろう? 値付けも高くできるだろうに、疑問だ...。
あと、作品の中で、「大童」に「おおわらわ」とルビつきで表記してあるところがあった。 そういう字を書くんだ、と初耳ではなく初見か。
また「オペアガール」という知らない言葉が出てきて、なんずら?と調べたら「au pair girl」と綴り、意味は「英国人の家に宿泊して、子供の世話や家事手伝いなどをし、残りの時間を英語学校等に通う女性のこと」だそうだ。
普通は週50ポンドほどの給料をもらえるらしいが、いつのレートかはわからないが、そんなバイトもあるんだなと。
今のご時世だと、かなりのリスクを伴う気がするのはオラだけか?
作品の中身は、ソ連へ亡命し、その後スパイ交換で戻るという話で、ソ連に渡ったヒルズデンは、罠にはまったことに気づき、抜け出せない状態に。
何とか二重スパイを暴く方法を模索するという物語。