オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

K・ロイス

暗号名ウッドカッター ケネス・ロイス

作品:暗号名ウッドカッター 文春文庫 1981
作者:ケネス・ロイス 
内容:「BOOK」データベースより
 ロンドンにある専門病院の7階特別病棟を、5人の男が占拠し、入院中の老貴族を人質に100万ポンドを要求した。 一瞬、ロンドン警視庁特捜部長は蒼白になった。 同じ病棟に世界的なVIPが極秘裏に入院しているのだ。 犯人はそれに気づくだろうか? 暗号名をウッドカッターというVIPの安全は・・・・・・スリルに満ちたサスペンス長篇。

メモ:
 病院を占拠し、身代金を要求するというのは初めて読むような気がする。
 銀行に立てこもるのと同じくらい、逃走することが難しそうなので。
 犯人の5人の男それぞれの目的が異なっていて、特に主犯格の男の物語がこの作品を面白くしているかと。
 とりあえず、ケネス・ロイス作品はこれでおしまい。

チェルノブィリからの脱出 ケネス・ロイス

作品:チェルノブィリからの脱出 徳間文庫 1992
作者:ケネス・ロイス 
内容:「BOOK」データベースより
 チェルノブィリで原発事故が発生し、パニックの中、男は病院から脱出した。 自分の本名も分からず、記憶も失われていた。 ただ「ワルシャワへ」という思いだけがあった。
 男の逃亡を知って、女もワルシャワへ向かった。 なぜかKGBと英国情報部も、必死に男の行方を追った。 男の二十五年間過去には、何が埋もれているもか!? 国境を越えて、男は走り続けた。 傑作サスペンス巨編。

メモ:
 チェルノブイリかと思っていたら、チェルノブィリ、「イ」が違ってるから発音も違ってくるんじゃまいかと。
 どーでもいいことだけど。
 原発事故は1986年だったから、5年ほど経過して書きだしたんだろうか?
 精神病院に薬漬けにされて閉じ込められていた主人公が、原発事故の混乱をを機に脱走。
 施設からどの程度離れている設定かわからないが、普通に考えたら、死の灰を浴びてそんなに長く生きられないような気がするも、ひたすら「ワルシャワへ」と逃げる。
 KGBと英国情報部が絡んできて、主人公の過去が徐々にあきらかになっていく。

大統領専用機を爆破せよ ケネス・ロイス

作品:大統領専用機を爆破せよ 徳間文庫 1991
作者:ケネス・ロイス 
内容:「BOOK」データベースより
 その惨劇は全世界を駆け抜けた ― アメリカ大統領専用機が飛行中爆破され、大統領夫妻を含むホワイト・ハウスの首脳が大西洋に散ったのだ。 全員死亡。 一体誰が、何の目的で今世紀最大のテロを行なったのか? 英国情報部員ギャルヴィンはIRA犯行説を調査するため、アイルランドで潜入捜査を開始する―。 血も凍るテロと残虐の果てに浮上してきた真実とは? 息もつかせぬ展開で進む国際謀略サスペンス。

メモ:
 プロローグでエアフォース・ワンが爆破されるという、けこ考えにくいシチュエーションから物語は始まる。
 IRAの犯行というCIAの説により、モグラとして潜入していた英国情報部員が、アイルランドを舞台として事件の背景を探り出すことに。
 様々な陣営が絡んでいて、後半は複雑な展開になってくる。
 追加注文したので、あと何作か在庫がある。

コンコルド緊急指令 ケネス・ロイス

作品:コンコルド緊急指令 文春文庫 1980
作者:ケネス・ロイス
内容:「BOOK」データベースより
 ロンドンに集った六カ国六人のテロリストグループ。 その一人、ロス・ギブス。 実は英軍特殊部隊SASの大尉。 テロリストたちの目的をさぐるため、苦心の末に紛れこむことに成功した。 だが、彼の正体が暴かれるのは時間の問題だった。 その前に彼らの目的はさぐれるのか? 奇妙な誘拐事件がおこる。 テロリストは動きだした・・・・・・。

メモ:
 アイルランド共和軍暫定派(PIRA) = IRA暫定派(通称:プロヴォ)に潜入しようとするSASの大尉が主人公。
 しかし、「ロンドンに集った六カ国六人のテロリストグループ」とあるとおり、英国に対するプロヴォのテロでもない。
 これまで読んできた小説の中での、潜入しようとする工作員のプロヴォなどのテロ組織の徹底した身辺調査や、徹底した監視などの記述があまりないため、困難な任務に就いてるという印象が少し弱いかな。
 とはいえ、物語自体は悪くない。

サタンタッチ ケネス・ロイス

作品:サタンタッチ 文春文庫 1979
作者:ケネス・ロイス
内容:「BOOK」データベースより
 第二次世界大戦末期のどさくさに紛れて物資の横流しで財をなし、それを土台に戦後の国際経済を支配する超実力者に成り上がった男。 無謀にもその“大物”の過去を暴こうとする男がいた。 なぜ? 如何に? 固いガードにその企みも無為に終わったかに見えたが・・・・・・男の生き様をスリリングなテンポで描いた長篇サスペンス・ドラマ。

メモ:
 プロローグは、第二次世界大戦末期に、主人公の父親が、アメリカ兵が2人の味方の兵士を射殺するところを偶然目撃したことから物語は始まる。
 そして、舞台は現代のアイルランドに場所を移して進む。
 なんというか、ヒギンズ作品のような、ノスタルジックな印象の物語。
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