オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

M・ディブディン

ダーティ・トリック マイケル・ディブディン

作品:ダーティ・トリック 扶桑社ミステリー文庫 1993
作者:マイケル・ディブディン (UK)
内容:「BOOK」データベースより
 オクスフォード卒のインテリでありながら、語学教師として薄給に甘んじている私は、パーティーで裕福な会計士デニスと知り合い、その妻カレンと不倫関係に陥った。 金のことしか頭にない俗物デニスに憎悪をつのらせる私の前に、ある日、デニスの財産を合法的に奪い取る、願ってもないチャンスが訪れる。 私は慎重にことを運び、富と社会的地位を手に入れることに成功するが、その先には意外な陥穽が待ち受けていた。 『ラット・キング』でCWAゴールド・ダガー賞に輝いた鬼才ディブディンが描く異色の犯罪小説。

メモ:
 タイトルを見るといいのだけれど、あまりの駄作ぶりに途中で投げ出した。
 本当にマイケル・ディブディンが書いたんかいな?

闇の幽鬼 マイケル・ディブディン

作品:闇の幽鬼 ミステリアス・プレス文庫 1996
作者:マイケル・ディブディン (UK)
内容:「BOOK」データベースより
 全米各地で動機のまったく不明な殺人事件が続発していた。 被害者は赤ん坊から老人まで多岐にわたったが、手口は共通していた。そんな時、ミネアポリスに住む大学教授のフィルは、旧友サムの招きで孤島を訪れた。 だがそこは、サムが指導者として君臨する教団の島で、彼はやがて驚くべき体験をすることに・・・・・・カルト教団を題材に、気鋭が放つ衝撃のミステリ。

メモ:
 カルト教団というとオームを思い出すが、内容のとおり、カルト教団と殺人事件が結びつくと思われるものの、そこに至る過程が少し長い。
 主人公のフィルと指導者サムが学生時代に過ごした頃の話や、フィルと家族の話などなど。

 警察物語を以前読んだが、マイケル・ディブディンの作風はこんなんだっけ?と。

水都に消ゆ マイケル・ディブディン

作品:水都に消ゆ ミステリアス・プレス文庫 1995
作者:マイケル・ディブディン(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 ヴェネツィアで消えた富豪の生死を確かめてほしい - 刑事警察のおゼンは、昔の恋人から思わぬ仕事を頼まれた。 彼女の夫が務める法律事務所の顧客だという。 多額の報酬を約束された彼は、口実をつくり生まれ故郷のヴェネツィアに赴く。 が、そこで複雑怪奇な事件に巻き込まれることに ・・・ 英国推理作家協会賞を二度受賞した名シリーズの最新作。

メモ:
 内務省刑事警察のアウレーリオ・ゼン警視のシリーズ4作目。
 3作目の作品の過去記事を見たら、メモの最後に人物像がイメージと変わったため「とりあえず、追加購入は見合わせ」とあったが、1作目と4作目を購入したので、読んでみたしだい。 そこは節操がないな。

 主人公の故郷がヴェネツィアということなんだけど、イメージはイタリアの南部とすり込まれたが、全くの間違いで、北部なんだな。
 どこからそんなことがすり込まれたやら。 愚か者めが!

 主人公の故郷が舞台なので、おのずと物語は過去と現在を行き来することになり、昔の友人たちなどが出てきたり。
 謎解きより、主人公の出自や変わりゆく故郷や友人たちにスポットが当たっていて、なんとも切ない物語になっている。

 このシリーズはこれまでの4作で終わりです。

ラット・キング マイケル・ディブディン

作品:ラット・キング 新潮文庫 1988
作者:マイケル・ディブディン(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 イタリア有数の富豪ミレッティ誘拐事件を担当するのは、モロ誘拐事件捜査の不正を嗅ぎつけて左遷されたゼン警視。 ミレッティ家の長男、その秘書、娘、その夫、末息子と、クセモノぞろいで、各々事件に関与した疑いが高く、陰湿な足の引っ張りあいのさなか、弁護士が殺害された。 もつれた謎を解きほぐすゼンの手腕と人間味を、皮肉で苦みのきいたタッッチで綴る傑作犯罪小説。

メモ:
 作者の最初の作品にしてCWAゴールド・ダガー賞受賞作品の本作。
 主人公は、左遷され内務省に勤務するアウレーリオ・ゼン警視。 誘拐事件の捜査を命じられペルージャに派遣されることに。

 イタリアのペルージャが舞台であるため、裁判所などに紋章として表示されてると記述がある「グリフィン」。
 これは鷲の頭と翼、獅子の脚と尾を持つ神話上の生き物だそう。
 ペルージャというと、韮崎高校出身の中田英寿選手がまず浮かぶんだけど。 

 タイトルの「ラット・キング」は、ネズミの王様ではなく、ラット・キング現象のことだそうで、多数のネズミが狭い場所で圧迫されて暮らす内に、尻尾が絡み合ってしまい取れない状態で発見されることが希にあるそう。 知らなんだ...。
 「遠近」に「おちこち」とルビが振られてた。

 アウレーリオ・ゼン警視のシリーズは4作翻訳されていて、高値で買えなかった2作を購入したので、順番に読むことに。 

陰謀と死 マイクル・ディブディン

作品:陰謀と死 ハヤカワ文庫 1994
作者:マイクル・ディブディン(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 サン・ピエトロ寺院のドームで、ミサの最中に一人の男が墜死を遂げた。 男の名はルスパンティ。 若くして家督を継いだ公爵だった。 自殺か、それとも他殺か? ヴァティカンの大司教に請われ、刑事警察のゼンは捜査を開始する。 だが、その直後に事件の目撃者がまたもや謎の死を…。 英国推理作家協会賞に二度輝き、英国ミステリの新旗手と謳われる著者の注目作。

メモ:
 内務省刑事警察の副警察本部長アウレーリオ・ゼンのシリーズ第3作目の作品。
 今回の事件の舞台はヴァチカン。 アン・タッチャブルなヴァチカン。
 少し前にヴァチカンのスキャンダルに絡んだ作品を読んだ気がするが、すっかり忘れてる。
 第2作目の印象が良かっただけに、今回の作品はいまいちな印象。
 主人公が恋人との関係を維持するために悪徳警官になろうとしたりして。
 勝手な思い込みなんだけど、なんだか人物像と違う気がして。
 とりあえず、追加購入は見合わせだな。
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