オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

T・デイルツ

ペインスケール タイラー・ディルツ

作品:ペインスケール 創元推理文庫 2018
作者:タイラー・ディルツ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 高級住宅街で下院議員の息子ベントン三世の妻と幼い子どもたちが殺害された。 強盗か怨恨か?  だが刑事のダニーは壁に飾られた一家の写真を見て不自然さを感じる。 子どもを中心にした写真は少なく、なぜかほとんどがベントン三世の写真なのだ。 過去の事件で負った体と心の痛みを抱え捜査に没頭する刑事ダニーと、彼を支え続ける相棒のジェン。 男女刑事コンビの絆を描く警察小説!

メモ:
 ロングビーチ市警殺人課ダニー刑事とジェン刑事のシリーズシリーズの第2作目の作品。
 前作の最後に重傷を負い、長期の入院を経て復帰、再びコンビを組んだダニー刑事とジェン刑事。
 傷は癒えたものの、断続的な痛みを引きずっていることから、このタイトルになっている模様。
 この作者の作品は、警察小説としてけこ気に入ったんで、この2作のみなのは残念でしかたない。 

悪い夢さえ見なければ タイラー・ディルツ

作品:悪い夢さえ見なければ 創元推理文庫 2017
作者:タイラー・ディルツ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 前進をナイフで切り刻まれ、左手首のない女性教師の遺体が発見された。 わたしは面識がないはずの被害者になぜか見覚えがあった。 捜査が進むが、有益な物証や目撃情報がなく、手がかりを得るには己の記憶と向き合わなくてはならない。 悪夢を見続けるほどの辛い記憶に ― 。 家族を亡くした痛みを抱えるダニーと格闘技に秀でた相棒のジェン。 支え合う男女刑事コンビを描く警察小説。

メモ:
 ロングビーチ市警殺人課のダニー刑事とジェン刑事のシリーズ第1作目の作品。
 職場で残業をしていた教師が、百カ所以上刺されて死亡し、左手首で切断された手が現場から持ち去られる事件が起きる。
  
 作品の途中で、「憂鬱な六月(ジューン・グルーム)」というくだりがあるが、アメリカでは一般的なのかと思ったら、カリフォルニアの晴れた空が見えない、靄のかかった状態が続くことを指すそう。 ちなみに、June Gloom と書くそうで、 Gloom の " l " を " r " にすると「6月の花嫁」となるそう。
 また、途中で「穴に落ちたらそれ以上掘るな」という 格言が出てくる。
 「オレンジジュース半ガロン」というくだりがあって、何リットル?と調べたら、1ガロンは約3.8リットルだから、2リットル弱。

 この作品の前に読んだ「黒い犬」も男性刑事と女性刑事のコンビだったが、こちらの作品も男女のコンビ。
 舞台の影響か、作品の印象も良い。
最新コメント
プロフィール

マラディエ

アクセス
  • 今日:
  • 累計:

楽天市場
記事検索
カテゴリー
  • ライブドアブログ