オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

警察小説

極夜の警官 ラグナル・ヨナソン

作品:極夜の警官 小学館文庫 2018
作者:ラグナル・ヨナソン (IS)
内容:「BOOK」データベースより
 アイスランド最北の小さな町シグルフィヨルズル。 日が昇らぬ極夜の季節が近づいたある朝、アリ=ソウルに一本の電話が入る。 署長ヘルヨウルフルの妻からで、夫の行方が分からないという。 アリ=ソウルは、町はずれの空き家で瀕死の重傷を負って倒れている署長を発見する。 そして署長の息子から、事件現場で父親が何をしていたかを知っていると聞く。 空き家ではドラッグが売買され、それに政治家が絡んでいる可能性もあるという。 空き家は五十年ほど前、住んでいた双子の一人が死んだ場所でもあった。 十四か国で翻訳された北欧ミステリの人気シリーズ第二弾!

メモ:
 シグルフィヨルズル署の警官アリ=ソウルのシリーズ2作目。
 読む順番が出版順と異なるが、2作目と3作目は、順番が逆かと。

 3作目のエピローグで恋人とよりを戻すのかな? な感じで終わっていて、2作目の作品では子供がいる設定なので、たぶんそうかと。

 今回の作品というより、北欧の作品は、家庭内暴力や、暴力的な人が描かれていることが多いが、この作品も同様。
 主人公もキレやすいタイプ。
 なので、結果的にどうも合わないなと。

白夜の警官 ラグナル・ヨナソン

作品:白夜の警官 小学館文庫 2019
作者:ラグナル・ヨナソン (IS)
内容:「BOOK」データベースより
 アイスランド北部の建設現場で男性の撲殺死体が発見された。 シグルフィヨルズル署の警官アリ=ソウルは捜査に駆り出される。 一方、首都レイキャヴィークの女性ジャーナリスト、イースルンも調査のため北に向かった。 被害者の足跡を追ううち、事件の裏側で一人の少女が命の危機に瀕している可能性に行きあたる。 少女の居場所は? その頃、アリ=ソウルの同僚フリーヌルには脅迫メールが届いていた。 ある過去を抱える彼は、精神的に追い詰められてゆき…。 世界的ゲームクリエイター・小島秀夫氏が「マニアも唸らせる傑作」と評した、北欧ミステリの真骨頂。

メモ:
 シグルフィヨルズル署の警官アリ=ソウルのシリーズ3作目。
 1作目の「雪盲 SNOW BLIND」をだいぶ前に読んで、暗いイメージがあり、2作目以降を購入していなかったが、読む作品がなくなり、シリーズ2作を購入。

 2冊は別々の本屋での購入で、先に届いた3作目を読むことに。
 別れた彼女のことが忘れられない主人公。
 妻が家を出て別居中の署長。
 過去を暴く謎のメールに悩まされ、仕事に集中できない同僚。
 と、悩ましい状況で、捜査を進める主人公。

 やぱ、アイスランドは暗いな。
 主人公も感情を制御できないような印象で、ん~なところがあるし。
 あと、国別記号は紛らわしいな。

潜行 スチュアート・ウッズ

作品:潜行 ハヤカワ文庫 1992
作者:スチュアート・ウッズ(US?)
内容:「BOOK」データベースより
 スウェーデンの秘密海軍基地近くで、領海侵犯中のソ連潜水鑑と漁船との接触事故が起きた。 この事件に疑念を抱いたCIAの女性局員ルールは、バルト海でのソ連海軍の異常な行動の原因を探るべく、工作員をソ連国内に潜入させた。 だが彼女の調査は、CIA最上層部の妨害によって暗礁に乗り上げてしまう。 その頃、ソ連軍は全世界を震憾させる秘密作戦を開始しようとしていた・・・・・・。 『警察署長』の作者が放つ迫真のサスペンス。

メモ:
 以前この作品を発注したら、単行本が届いてがっくしきたまま放置してて。
 読むのの掘り起こしをして、再発注した作品。
 分類は、警察小説となっているが、CIAが絡む作品なので「スパイ小説」が正しい。
 しかし、親分類を変えるわけにはいかず。

 作品はタイトルとジャケットどおり、潜水艦がからむ物語。
 衛星写真からバルト海でソ連の活動に懸念を感じた主人公、それを上に上げるも却下され、独自の調査を進めていく。

 この作者の作品は、ひと昔前の作品な感はあるものの、わりと面白く読める。
 あと1作文庫本はあるが、交換殺人みたいなお話で、ちょと食いつかないんだよね。

スリープウォーカー ジョセフ・ノックス

作品:スリープウォーカー 新潮文庫 2021
   マンチェスター市警 エイダン・ウェィツ
作者:ジョセフ・ノックス(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 十数年前に発生した一家惨殺事件の犯人が余命宣告され、病院に収容されていた。 相棒サティと共に警護にあたるエイダンだったが、襲撃を受け男は眼前で死亡。 サティも重傷を負う。 現場には怪しげなジャンキーの女の姿が。 なぜ死にかけている男が殺されたのか? 真相を追うエイダンは、何者かに命を狙われながら複雑に入り組んだ謎に挑む。 本格推理ファンをも唸らせる警察ノワールの最高峰。

メモ:
 マンチェスター市警の巡査から巡査部長に昇進したエイダン・ウェィツのシリーズ3作の作品。
 懲罰的な配属で夜間パトロールの勤務に就いている主人公だが、今回は入院中の余命わずかな一家惨殺犯の警護を命じられる。

 子供のころから他人に支配されて、それでも生き残ってきた主人公。
 エピローグは、どちらとも取れるような終わり方だった。
 つい先日、作者本人も関与していた、実際の事件に関する著書を出したので、このシリーズはここまでか?

晩夏の犬 コナー ・フィッツジェラルド

作品:晩夏の犬 ローマ警察 警視ブルーム ヴィレッジブックス文庫 2012
作者:コナー ・フィッツジェラルド(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 猛暑のローマで、男がめった刺しにされ殺された。 被害者は動物愛護の活動家で、闘犬ビジネスの摘発に関わり、マフィアの恨みを買ったと思われた。 捜査を率いるローマ警察の警視ブルームはプロにしてはどこか稚拙な手口に違和感をおぼえるが、被害者が現役国会議員の夫で、大物マフィアの娘とも愛人関係にあったことから、否応なく早期解決を迫られる。 そんななか捜査線上に一人の男が浮上し、時を置かず捜査チームのメンバーが殺される。 やがて明かされる事件の異常な動機と、加速する死の連鎖 ― ブルームは犯人を追いイタリアの街を疾走するが・・・・・・。 CWA最優秀新人賞候補作。

メモ:
 作者はイギリス人だが、舞台はイタリア。
 そして主人公のローマ警察の警視ブルームはアメリカ陣の設定。
 マフィアや政治が絡む話で、なんとなく物語がすんなりいかないのがイタリア的なのか?
 シリーズもののような印象だけれど、作品はこの1作のみ。
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