オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

その他

晩夏の犬 コナー ・フィッツジェラルド

作品:晩夏の犬 ローマ警察 警視ブルーム ヴィレッジブックス文庫 2012
作者:コナー ・フィッツジェラルド(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 猛暑のローマで、男がめった刺しにされ殺された。 被害者は動物愛護の活動家で、闘犬ビジネスの摘発に関わり、マフィアの恨みを買ったと思われた。 捜査を率いるローマ警察の警視ブルームはプロにしてはどこか稚拙な手口に違和感をおぼえるが、被害者が現役国会議員の夫で、大物マフィアの娘とも愛人関係にあったことから、否応なく早期解決を迫られる。 そんななか捜査線上に一人の男が浮上し、時を置かず捜査チームのメンバーが殺される。 やがて明かされる事件の異常な動機と、加速する死の連鎖 ― ブルームは犯人を追いイタリアの街を疾走するが・・・・・・。 CWA最優秀新人賞候補作。

メモ:
 作者はイギリス人だが、舞台はイタリア。
 そして主人公のローマ警察の警視ブルームはアメリカ陣の設定。
 マフィアや政治が絡む話で、なんとなく物語がすんなりいかないのがイタリア的なのか?
 シリーズもののような印象だけれど、作品はこの1作のみ。

冷酷 ルーク・デラニー

作品:冷酷 ヴィレッジブックス文庫 2014
作者:ルーク・デラニー(UK)
 ロンドン南部のスラム街で若い男娼の他殺体が見つかった。 被害者は頭部を鈍器で殴られたのち全身77か所をメッタ刺しにされていた。 第一容疑者は客の一人のエリート金融マン、ヘリアー。 捜査を率いる警部補ショーンはへリアーの洗練された物腰の裏に冷血を嗅ぎ取るが、捜査が難航するうち事件は無差別連続殺人の様相を呈し始め・・・・・・。 元ロンドン警視庁の刑事による鮮烈デビュー作。

メモ:
 ロンドン警視庁出身の覆面作家、鮮烈のデビュー・ミステリー! だそう。
 物語り進め方が好みと違い、途中で投げ出しそうになったが、最後まで読めた。
 この作者の作品は1作のみのよう。

バッドタイム・ブルース オリヴァー・ハリス

作品:バッドタイム・ブルース ハヤカワ・ミステリ文庫 2013
作者:オリヴァー・ハリス(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 人間、追い詰められれば妙案が浮かぶものだ。 ギャンブルに取り憑かれて借金を重ねた刑事ニック。 とうとう住む場所も失い、所持金も底をついた。 もはやこれまでと覚悟を決めたとき、高級住宅地に一人住まいの金持ちが行方不明との一報が入る。 担当をゲットしたニックは、要領よく金持ちの留守邸で寝泊まりするうち、彼に隠し財産があることを嗅ぎつける…。 事件を追いつつ、横領計画を進める、前代未聞の怪ヒーロー現わる。

メモ:
 不正を行う警察官の物語はあまり好みではないが、表紙の絵がフロスト警部作品と同じ人が書いてるみたいなので、購入を決めた作品。

 博打で借金を重ね、負債を負債で賄うこともできなくなり、あとは破産するのみ。
 住む場所も所持金もなく、また不正や素行不良で警察を追われる可能性もあり、にっちもさっちも行かなくなった主人公。
 そんな朝、一人住まいの富豪が自殺を仄めかす遺書を残して失踪した事件の通報を見て、捜査をすることに。

 自分自身の苦境を救うために、失踪した富豪の財産を横領しようとするが、別の事件が起きて、独自に捜査を進めることに。

 とてもよくできた作品なのに、この1作のみ。 もったいないな~。

獣たちの葬列 スチュアート・マクブライド

作品:獣たちの葬列 ハーパーBOOKS文 2021
作者:スチュアート・マクブライド ()
内容:「BOOK」データベースより
 スコットランド東部で、切り裂かれた腹に人形を埋められた遺体が見つかった。 猟奇殺人鬼“インサイド・マン"が、8年ぶりに凶行を再開したのだ。 犯人検挙のため協力を要請されたのは、殺人罪で服役中の元刑事アッシュ。 かつて犯人を逮捕目前まで追いつめたアッシュは、仮釈放を条件に捜査を引き受ける。 だが彼にはある別の計画があり――毒をもって毒を制す! CWA受賞作家が放つ、掟破りの警察小説。

メモ:
 この作品の前に同じ主人公の「獣狩り」という文庫があるが、ちょと高くて手が出ない。

 警部補だった前作において、はめられて殺人犯として拘留中の主人公。 
 猟奇殺人が起き、同じ手口の殺人が8年前に起きていて、当時その担当だった主人公を、特別捜査班の主任が保釈させて、犯人を追わせることに。

 刑務所から出所させて任務に就かせるというパターンはたまにあるが、そこそこいいんでないか。
 ただねぇ、いかんせん700頁もの長編小説を読まされるのは、ホント重くて持ちにくくて手が疲れるな。

ダーティ・サリー マイケル・サイモン

作品:ダーティ・サリー 文春文庫 2006
作者:マイケル・サイモン
内容:「BOOK」データベースより
 彼女は首と四肢を切断されていた ― ダーティ・サリー、彼女は何者だったのか。 孤独な刑事ダンの捜査が開始された矢先、市の権力者たちに“サリー”の体の一部が届けられはじめた・・・・・・市の上層部、警察、残忍な悪党が結託する街の暗い底へ踏み込んだダンの怒りの捜査が暴いた哀しい真相とは。 エルロイ絶賛のダークな警察小説。

メモ:
 この作者の作品は、この1作のみ。
 作品としては悪くないと思う。
 権力者と、そこになんとか利益を得ようとする怪しい輩がいるのは、いつの時代も変わらないなと。
最新コメント
プロフィール

マラディエ

アクセス
  • 今日:
  • 累計:

楽天市場
記事検索
カテゴリー
  • ライブドアブログ