オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

B・フリーマントル

空白の記録 ブライアン・フリーマントル

作品:空白の記録 ― 孤児救出作戦の真相を知った男 新潮文庫 1988 
作者:ブライアン・フリーマントル(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 ワシントン特派員のホーキンズは、亡父の友人で大統領候補者のピータースンとのインタビューに成功した。 ピータースンはヴェトナム戦当時、遺棄された米人混血孤児救出作戦を提唱し、父はこれに同行取材してピュリッツアー賞を受賞したのだった。 社から父の伝記執筆を依頼されたホーキンズは、父が遺した厖大な記録を調べるうち、意外な空白部分に気づき、ヴェトナム行きを決意した。

メモ:
 米大統領選とヴェトナム戦争に絡む案件がメインに物語が進む。
 ネタばれになるからあまり書けない。
 米大統領選に関しては、バイデン氏もトランプ氏も年寄り過ぎる。
 もうちょっと若い他の候補をなんで応援しないんだろ?

ディーケンの戦い ブライアン・フリーマントル

作品:ディーケンの戦い 新潮文庫 1984
作者:ブライアン・フリーマントル(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 死の商人アジズの息子が誘拐された。 犯人は南西アフリカ独立に味方するイスラエル人たち。 身代金は、アジズがテロリストに売った一隻分の武器−−。 犯人たちは、挫折した反体制派弁護士ディーケンを代理交渉人とすべく、彼の妻カレンをも誘拐した。 彼らを操るアンダーバーグの周到緻密な計画と、妻を救おうとひたすら尽力するディーケン。 アジズは傭兵部隊を編成した。

メモ:
 大金持ちの子息が通うスイスの寄宿学校が長期休暇に入るところで、武器商人の息子が誘拐されて、妻を誘拐されてやむを得ず身の代金交渉役となった、弁護士である主人公。
 アジズの父、主人公、誘拐の実行部隊とその黒幕など、それぞれの思惑が交錯する中で物語が展開する。
 ちょいと色が多い気がするものの、フリーマントルらしい作品かな〜。

エディ・フランクスの選択 上・下 ブライアン・フリーマントル

作品:エディ・フランクスの選択 上・下 角川文庫 1990
作者:ブライアン・フリーマントル(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 ある夜、エディ・フランクスは悪夢にうなされた。 競争。 彼にとっては子供の頃からすべてが義兄ニッキー・スカーゴウとの競争だった。 エディはリゾート開発を手掛けロンドンで敏腕のビジネス・エリートとして名をあげ、ニッキーはNYで弁護士となった。 そして今、エディは初めて生涯のライバルであるニッキーの協力を得て、カリブ海のホテル開発に乗りだそうとしていた。 二人は和解し、準備は順調であるかに見えた。 が、競争に終止符をうつことを決意した夜、エディは、ニッキーからの狼狽しきった電話を受けた。

 それは、じつに巧妙な罠だった。ニッキーが危険を承知で紹介した3人の投資家は犯罪組織の大物であり、エディの事業は売春、麻薬取引で稼いだ不正資金を浄化するために利用されていたのだ。 FBIの捜査はエディにまでおよぶ。 彼の無実を証明できる唯一の証人ニッキーは何者かに惨殺されてしまう。 捜査に協力し、連邦政府の保護観察下ですべての過去をすてさりまったく別の人間としての人生を歩むか、無実の罪をかぶり裁きを受けたあと家族との生活をとりもどしていくか。 エディ・フランクスは人生最大の選択を迫られる。

メモ:
 KGBのドロドロ内部闘争みたいな作品を投げ出した後だけに、マフィアの資金洗浄の罠に嵌まった主人公のお話は、まあ気分が変わってボチボチ読みやすいかなと。
 ネタバレになるからあまり書けないが、タイトルどおり主人公が行った選択によって、家族、会社など周囲を巻き込んで坂を転がっていくように物語が展開する。
 最後は予想どおりな結末に。

終りなき復讐 ブライアン・フリーマントル

作品:終りなき復讐 新潮文庫 1992 
作者:ブライアン・フリーマントル(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 KGBの大物実力者カジンとマリクは、かつては親友同士だった。 しかし顔を合わせなかった四十年間、カジンは憎いマリクを悲惨な目にあわせることと、KGBの指揮権を獲得するチャンスを狙っていた。 マリクの息子ユーリは危険を察して罠を逃れたが、その時父親と上司カジンの間に隠された過去のあることに気づいた…。 二大国の謀報組織を舞台に壮大な復讐戦が繰り広げられる。

メモ:
 女性が主人公が続いた後の作品。
 この作品も作者らしい作品だけど、KGB内の権力闘争みたいな内容で、今回はなんとなく読みにくくて、最初の方で投げ出してしまった。

屍体配達人 上・下 ブライアン・フリーマントル

作品:屍体配達人―プロファイリング・シリーズ 上・下 新潮文庫 2000
作者:ブライアン・フリーマントル(UK)
内容:「BOOK」データベースより
 月曜日、セーヌ川の遊覧船の舳先に飾られていた年若い女性の生首。 さらに、火曜日、水曜日と、欧州各地にばらばら死体の一部が届けられた。FBI欧州連合「ユーロポール」特捜班に抜擢された心理分析官クローディーンは、フランスを震撼させたこの猟奇事件の犯人像割り出しに取り組んだ。 だが、彼女の必死のプロファイリングを嘲笑うかのように、惨殺体が相次いで発見されていく。

 血液中の氷片、胴体に均等につけられた平行する傷痕。 ばらばら殺人の遺体に残された不審な痕跡から、クローディーンは連続殺人事件の核心に迫っていった。 しかし、「ユーロポール」や各国警察の思惑により、彼女の功績が実名入りで報道されてしまったことで、犯人側は、殺人リストに彼女の名を加えることに…。 先端技術を駆使した捜査法をリアルに描出したサイコスリラーの傑作。

メモ:
 この前に読んだ「裏切り」に続き、本作も女性が主人公。
 だからなんだ、というわけではないが、ちょと続いてるな。

 主人公のクローディーン・カーターのシリーズ最初の作品。
 主人公はユーロポールでプロファイリングを行う分析官
 ユーロポールがどのような機構か、実は知らなかった。
 EU内に跨がる犯罪を捜査する機関というイメージでいいのかな?

 物語は予想していたような方向に。
 前の作品よりはまあまあ出来がいいかな。
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