オッさんの備忘録 (ダダを捨てろ!)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

D・シルヴァ

死線のサハラ 上・下 ダニエル・シルヴァ

作品:死線のサハラ 上・下 ハーパーBOOKS文庫 2018
作者:ダニエル・シルヴァ 
内容:「BOOK」データベースより
 ロンドン中心部で死者千名を超える無差別テロが発生。 首謀者は、数カ月前にワシントンDCで大規模な爆破テロを起こしたISISの大物テロリストだった。 MI6から秘密裏に協力を要請されたイスラエル諜報機関のトップ、ガブリエルは、あるフランス人実業家とテロリストの接点に注目し、 姿なき敵をあぶりだすため、南仏プロヴァンスでCIA、フランス当局を巻き込んだ合同作戦を始動させる―。

 作戦の標的はフランス人実業家の愛人で、元モデルのオリヴィア。 ガブリエルは彼女に接近すべく南仏の社交界を舞台に大胆不敵なスパイゲームを仕掛け、テロリストがモロッコに潜伏していることを掴む。 そんななか、モロッコの密輸船から化学兵器物質が見つかり、新たな攻撃の予感に各国が戦慄する。 カサブランカ、サハラ砂漠…知略躍る攻防の果て、灼熱の地で惨劇の連鎖は食い止められるのか!?

メモ:
  前作のブラック・ウィドウは、モサド長官になる過程を描いているが、今作は長官になった後の物語。
 このシリーズの特徴でもあるのが、SISやCIAなど他の情報機関と協力して作戦にあたるというもので、今回も同様。
 外れのないこの作者の作品はわりと気に入っている。 あと1作出てるな。
 ところで、作品の中で「吝嗇」という言葉が出てきた。 知らなかった言葉。 「りんしょく」と読み「ケチ」という意味だそうで、文学作品の中で使われる表現だとか。
 文学作品は読まないから、知らなかったということか?

D・シルヴァ マイケル・オズボーン・シリーズ

 ~ ダニエル・シルヴァ マイケル・オズボーン・シリーズ ~

  ① 暗殺者の烙印 文春文庫(2002年)
  ② 顔のないテロリスト 文春文庫(2005年)

  ダニエル・シルヴァのシリーズものでは、美術修復師でありモサドの工作員であるガブリエル・アロンのシリーズが有名な作者だが、このシリーズもなかなかいい。
 主人公はCIAの工作員(ケースオフィサー)で、単純に敵対する国の情報機関との争いだけでなく、金儲けのために紛争を起こしたりする謎の組織である国際発展協力会 = ソサエティーが絡んで、複雑な展開になっている。

ブラック・ウィドウ 上・下 ダニエル・シルヴァ

作品:ブラック・ウィドウ 上・下 ハーパーBOOKS文庫 2017
作者:ダニエル・シルヴァ
内容:「BOOK」データベースより
 パリで大規模な爆弾テロが発生。 監視カメラは瀕死の人々を冷酷に撃ち殺す女の姿をとらえていた。 実行犯は黒衣の未亡人と呼ばれるフランス出身の女 ― 西側に殺されたISIS戦闘員の恋人だった。 さらにアムステルダムでも凄惨なテロが起き、この連続爆破事件で友人を失ったイスラエル諜報局のガブリエルはフランス当局と極秘に捜査を開始。 やがて姿なき黒幕サラディンの存在が判明し…。


 連続爆弾テロ事件の首謀者、ISISのサラディンに迫るため、ガブリエルは大胆不敵な策に打って出た。 若きフランス系ユダヤ人の女医を“黒衣の未亡人”に仕立てラッカに潜入させたのだ。 それまでの人生を消し去り、復讐に燃えるパレスチナ人となった女は、暗黒の地で斬首より恐ろしい選択を迫られる…。 世界の諜報機関をも巻きこむ危険なミッションの先には、未曾有の惨劇が待ち受けていた―!

メモ:
 主人公のガブリエル・アロンが、自分自身ではなく、工作員を潜入させるという、現場から退いて、モサドの長官になる過程の物語。
 人形遣いの話みたいな話が面白いかというと、まあそれほどでもなく、現場の工作員の話の方にはかなわないかな~と。

英国のスパイ ダニエル・シルヴァ

作品:英国のスパイ ハーパーBOOKS 2016
作者:ダニエル・シルヴァ
内容:「BOOK」データベースより
 カリブ海上で英国の元皇太子妃の乗った豪華ヨットが爆発炎上した。 世界中に悲報が駆け巡るなか、実行犯としてある爆破テロリストの名が浮上する。 英国当局から秘密裏に事件解決を要請されたガブリエルは、姿を変えて犯行を重ねる神出鬼没の爆殺魔の足取りを追い、男の過去を知る元SASの殺し屋ケラーとヨーロッパ各地へ飛ぶ。 だが敵は次なる標的に狙いを定めていた―。 シリーズ最新作!!

メモ:
 物語の始まりは、元皇太子妃の暗殺から。 実際のトンネル内の事故と、ヨットの爆破の違いはあれど、離婚に至るまでの経緯が事細かに書かれていて、なるほどなと。
 そんなことはどうでもいいことだが、IRAの活動というか、その後はどうなんだろう? 安全なんだろうか?
 ガブリエル・アロンシリーズはわりと好きなので、何作もあるにもかかわらず翻訳&文庫化されていないのが残念だ。

マルベリー作戦 上・下 ダニエル・シルヴァ

作品:マルベリー作戦 上・下 ハヤカワ文庫 2000
作者:ダニエル・シルヴァ
内容: 「BOOK」データベースより
 第二次大戦も終盤を迎えようという1944年。 守勢に立たされたドイツ軍の最大の関心事は、大々的な反攻を企む連合軍のフランスへの上陸地点の特定だった。 折りしも、国防軍情報部は有力な情報を入手した。 ロンドンで、反攻に関する極秘計画“マルベリー作戦”が動きだしたという。 早速、潜入工作員キャサリンに、機密奪取の指令が下った! 一方、ドイツの動きを察知した英国情報部も、全力をあげ工作員割り出しにかかる。

 キャサリンはマルベリー作戦の関係者に接近、入手した極秘情報を本国に送る。 だが、イギリス側の欺瞞工作により国防軍情報部が攪乱されていることを知った彼女は情報を直接伝えるため、Uボートでドイツへの渡航をはかる。 必死の捜査の末、キャサリンの存在を割り出した英国情報部は、連合軍の上陸地点の露見を阻止すべく必死の追跡を開始するが… ノルマンディ上陸作戦前夜の英独の壮烈な諜報戦を描く、大型冒険小説。

メモ:
 この作者の作品で記事にしたのが3作。
  ・顔のないテロリスト
  ・暗殺者の烙印 
  ・亡者のゲーム
 4作目といっても、シリーズものもあるが、文庫化されているのが少ないため、バラバラ。
 この作品は第二次世界大戦最大の上陸作戦「ノルマンディ上陸作戦」が題材となっている。 スパイ活動も現代の作品と違って、情報の受け渡し方とか、技術的には古い手法でも、やってることは今も昔も変わらず、敵味方の化かし合い。
 時代に翻弄される人々を描く手腕はなかなか。 わりと好み。
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