オッさんの備忘録 (ぐだぐだな日々)

一日一麺・アル中ハイマのおッさんの備忘録 読んだ小説や食べたものなどをメモします

D・シルヴァ

報復のカルテット ダニエル・シルヴァ

作品:報復のカルテット ハーパーBOOKS文庫 2022
作者:ダニエル・シルヴァ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 英国でロシア人富豪が暗殺された。 使われたのは神経剤。 旧友がクレムリンに繋がる機密を追っていたと知ったイスラエル諜報機関の長官ガブリエルは、MI6と弔いの作戦を始動させる。 狙いは西側の体制を挫く目的で張り巡らされた巨額のロシアマネー。 ガブリエルはスイス在住の新興財閥(オリガルヒ)を標的に、チェロの名手にして世界一ダーティな銀行に勤める1人の女性を通じ、大胆不敵な罠を仕掛けるが─

メモ:
 モサド長官で美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ ? 作目。
 イスラエルの物語はどうしたものかと思っていたが、手持ちがないので読むことに。

 読み始めると、過去の作品の登場人物が出てくるのはこの作品の特徴。
 今回も美しい女性をスパイに仕立てて、敵陣に潜入させるというパターン。

 また、作品の出版時期がコロ助に被るため、対策を講じて、みたいなのを読むと、少し前はこんなんだっけ?みたいな。
 あと、その頃に起きた事件なんかもうまく利用しているのが、作者のいいところかもしれない。

 次の作品も出版されているが、まだお高いので、そのうちにね。

教皇のスパイ ダニエル・シルヴァ

作品:教皇のスパイ ハーパーBOOKS文庫 2021
作者:ダニエル・シルヴァ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 ローマ教皇が心臓発作により逝去した。 数日後、イスラエル諜報機関長官ガブリエルは教皇の個人秘書に極秘裏に呼びだされる。 当日の警備担当者が失踪し、教皇が旧友ガブリエルに宛てた手紙が持ち去られたというのだ。 教皇暗殺を疑い、わずかな手がかりを追うが、その先には新教皇選挙に不穏な影を落とす秘密組織と、歴史を覆す禁断の書の存在が――。 ヴァチカンに史上最大の危機が迫る!

メモ:
 モサド長官で美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ ? 作目。
 前作は「赤の女」の続編のような作品だったが、今回は3作目の「告解」なのか未翻訳の作品なのかよくわからないが、過去作品のヴァチカンの登場人物が出てくる物語。

 ヴァチカンを舞台にする作品もわりと多いよな。
 物語としては良くできていると思うが、聖書に絡む話がオイラには長いなと。

過去からの密使 ダニエル・シルヴァ

作品:過去からの密使 ハーパーBOOKS文庫 2020
作者:ダニエル・シルヴァ(US)
内容:「BOOK」データベースより
 サウジアラビア皇太子の一人娘がフランスで誘拐された。 総領事館で起きたジャーナリスト殺害事件の首謀者と噂される皇太子の敵は多く、
犯人側の要求は、皇太子が10日以内に退位し王位継承権を放棄することだった。 刻々と時が迫るなか、極秘裏に王女奪還を依頼された〈オフィス〉の長官ガブリエルは捜索に着手するが─。 幾重にも仕組まれた罠、事件を陰で操る大国の恐るべき野望とは?

メモ:
 モサド長官で美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ ?作目。
 「赤の女」読んでから、1年ぶりくらいに入手した作品。

 この作品の時代背景となる頃の、サウジアラビアとイスラエルの関係は作中のとおりなのか、あまり知らない。
 サウジ皇太子の一人娘が誘拐され、敵対する主人公に救出を依頼する。

 読みながら、そういえばいつもの諜報機関の長や諜報部員が出てきてそうだったと。
 そして、前作もうまく利用して、予定調和へ導くのは作者ならではかな。

赤の女 上・下 ダニエル・シルヴァ

作品:赤の女 上・下 ハーパーBOOKS文庫 2019
作者:ダニエル・シルヴァ
内容:「BOOK」データベースより
 イスラエル諜報機関と英国MI6の極秘作戦がリークされた―。 西側の貴重な情報源だったロシア人工作員が英国へ亡命直前、暗殺されたのだ。 組織内部に潜むロシアの二重スパイ“モグラ”をめぐり、MI6上層部にまで疑惑の目が向けられるなか、やがてガブリエルは敵の真の狙いに気づくが・・・・・・。 同じ頃、アンダルシアでは“赤い女”と呼ばれる老女が事件の鍵となる回想録を綴っていた。

 “赤い女”の存在に行き着いたガブリエルはついに裏切り者の正体を知る。 思いもよらぬ人物の後継者がロシアのスパイとして、西側情報機関の中枢に潜入していたのだ。 冷戦時代の悪夢が蘇る危機的状況にMI6長官から事態収束を託されたガブリエルは、その背後にいる狡猾な敵を欺くべく、決死の一手を繰り出す―。 クレムリン最深部で、ひそかに育まれた世紀を超えた策謀とは!?

メモ:
 久々のガブリエル・アロンシリーズ。
 タイトルの「赤の女」は「La Roja=赤色」からと、物語の中で語られているが、赤は共産主義という意味だそう。
 「女」は含まれていないが、口語ならなくてもいいんだろう。

 この赤い女が鍵になるが、中身はスパイ小説で何度となく題材にされているもの。
 ネタがあまりなかったんかな。
 とはいえ、このシリーズは良くできているかと。

死線のサハラ 上・下 ダニエル・シルヴァ

作品:死線のサハラ 上・下 ハーパーBOOKS文庫 2018
作者:ダニエル・シルヴァ 
内容:「BOOK」データベースより
 ロンドン中心部で死者千名を超える無差別テロが発生。 首謀者は、数カ月前にワシントンDCで大規模な爆破テロを起こしたISISの大物テロリストだった。 MI6から秘密裏に協力を要請されたイスラエル諜報機関のトップ、ガブリエルは、あるフランス人実業家とテロリストの接点に注目し、 姿なき敵をあぶりだすため、南仏プロヴァンスでCIA、フランス当局を巻き込んだ合同作戦を始動させる―。

 作戦の標的はフランス人実業家の愛人で、元モデルのオリヴィア。 ガブリエルは彼女に接近すべく南仏の社交界を舞台に大胆不敵なスパイゲームを仕掛け、テロリストがモロッコに潜伏していることを掴む。 そんななか、モロッコの密輸船から化学兵器物質が見つかり、新たな攻撃の予感に各国が戦慄する。 カサブランカ、サハラ砂漠…知略躍る攻防の果て、灼熱の地で惨劇の連鎖は食い止められるのか!?

メモ:
  前作のブラック・ウィドウは、モサド長官になる過程を描いているが、今作は長官になった後の物語。
 このシリーズの特徴でもあるのが、SISやCIAなど他の情報機関と協力して作戦にあたるというもので、今回も同様。
 外れのないこの作者の作品はわりと気に入っている。 あと1作出てるな。
 ところで、作品の中で「吝嗇」という言葉が出てきた。 知らなかった言葉。 「りんしょく」と読み「ケチ」という意味だそうで、文学作品の中で使われる表現だとか。
 文学作品は読まないから、知らなかったということか?
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