作品:スパイを連れた女 講談社文庫 1991
作者:S・K・ウルフ(?)
内容:「BOOK」データベースより
ソ連の写真ジャーナリスト、ユーリ・クレバノフが西アフリカはボダンウエの米大使館に逃げ込んできたとき、それが世界を恐怖に突き落とす恐るべき国際謀略の幕明けと感じたものは誰もいなかった。 だが、青年の祖父は元ソ連首相、父はプラウダ編集長、そして彼のフィルムには奇妙なものが写っていたのだ。
メモ:
ソ連のカメラマンが亡命するために冒頭米大使館に駆け込むところから物語は始まる。
ただ駆け込めば亡命できるわけではなく、著名であったり、情報を持っていたりしなければ受け入れてはくれないのだとか。
そしてこのカメラマンは元首相の孫ということで、亡命に向けて動き始める。
この小説も600頁近くの厚い本。
重たい...。
その割に何というか内容に深みがないというか、CIAってこんなんだっけ?なところや、最後の落ちがこうはならないよな、なところもあり、なんとなく違和感が。
話変わるが、作者のS・KのSはサラなんだそう。
知らなんだ。
ちょとちがうんだよな~、こればっかりは。